「3歳児検診を受けたら発達の遅れを指摘された」
「これまで何も違和感を感じていなかったが、我が子が集団の中に入ったことで周囲との違いを痛感した」
「コミュニケーションが取りにくい」
といった理由から児童発達支援事業所や放課後等デイサービスを利用したいと考え、いろいろと調べていくと世の中にはたくさんの事業所が点在しています。
そこで今回はみなさんが事業所を選ぶ時の参考になるように事業所数ランキングを紹介したいと思います。
事業所数が多いということは支援の質も一定上担保されており、
実際に利用しているこどもたちやその家族から一定水準の満足感が得られていると仮定します。
この記事5秒ハイライト
💡全国の児発・放デイ事業所の推移がわかる
💡児発・放デイの事業所数ランキングがわかる
【全国の児発放デイの事業所数の推移】
児童発達支援と放課後等デイサービスの事業所数は、2014年~2024の10年間で3〜4倍になっています。
それだけ児童発達支援事業所と放課後等デイサービスは需要があるということですね。
こちらの図は通級指導や特別支援学級を利用している児童の数です。
その推移を見ていくと毎年右肩上がりをしている状況です。
通級指導を受けている児童(=発達障害児とする)が増えているということは日常生活の中で生きづらさを感じているこどもたちが増えているとも捉えることができます。
これらの数字を見ると障害児が年々増えているようにも感じます。
障害児が増えているというよりも、【特別な支援】を受ける選択をした保護者が増えたとも捉えることができます。
医学的な話になりますが、近年、小児科学・児童精神科学の分野において「発達障害の診断基準」が変更されました。
自閉症が代表的ですが、発達障害をスペクトラム(症状の程度に強弱のある連続体)と考え、これまでは障害とはみなさなかったような軽症例も診断できるようになりました。(引用:西宮市 発達障害は増えているのか?)
【事業所数運営ランキング】
このランキングは私が独自に調べたので、実際の数値とは異なる可能性があります。
また、もしかしたら調べきれていない事業所があるかもしれません。この記事の数字は参考程度にしていただけましたら幸いです。
HPの情報をもとに私の解釈で大切にしていることなどを記述しておりますので、ご利用を検討の方はご自身でHPにアクセスをしたり、実際に見学に行かれることをオススメします。
冒頭でも紹介しましたが、全国的に児童発達支援・放課後等デイサービスの事業所数は毎年増加傾向です。
13位たすく療育
10事業所
「検査をしないで手術をする医師はいない。」
「アセスメントをしないで療育をする教師はいない。」
と謳っているのでアセスメントをとても丁寧にかつ、最も大切に扱っている印象です。
体系化されたアセスメントを実施して、お子さんの支援に活かしており、難しさの背景などの根拠を知りたい場合はオススメかもしれません。
12位オレンジスクール
13事業所
放デイは療育×学習
3つの側面「学習・自立支援」「生活能力の向上」「社会性の基盤づくり」からアプローチをされています。
学習にお困りごとがあるお子さんの場合は候補になりそうですね!
児発は療育×発達
将来、日常生活や社会生活を円滑に営めるようにすることを大きな目標として
さまざまな活動のなかで獲得を目指しています。
就学を意識した練習をしたいお子さんは候補になりそうです。
11位:療育支援エフ
19事業所
福岡を拠点に展開されています。
ブレインプログラムというタブレットを用いた学習を展開されています。
紙と鉛筆では学習のスイッチが入りにくいお子さんの場合は楽しく前向きにつよみを活かして学習ができるかもしれません。
10位:放課後等デイサービスtoiro
21事業所
完全送迎で保護者の時間確保がしやすいです。
遊びを通じてこどものやりたいを叶えています。外出企画も多数実施していたり、地域交流に力を入れております。
9位:夢門塾
39事業所
運動・学習・生活の3本柱によるカリキュラムを実施しています。
この3本柱を土台として「人生を生き抜く力」を育んでいきます。
8位:ブロッサムジュニア
60事業所
じぶんの「やりたい」を大切にしながら友達の「やりたい」も尊重できる人へ
という考えで支援されていきます。
7位:てらぴあぽけっと
66事業所
療育と教育の融合を大切にしています。
「たくさん」「小さく」「積み重ね」を柱に「たくさん」の課題や楽しいことに「小さく」一つずつ向き合って、確実にできるように「積み重ね」ていくような支援をされています。
6位:ハビー
放デイ41事業所(提携企業含む)
児発62事業所
合計103事業所
一人ひとりのカラーを大切にしのびのびと成長できるよう、こどもの成長段階をアセスメントして保護者とともに学べる環境を考えてくださります。
5位:ハッピーテラス
133事業所
キッズファーストを掲げています。
一人ひとりに本当に必要なサポートを考えて適切に実行し、子どもの成長に責任をもって関わってくださります。
アプローチ方法を限定せずに子どもの実態に合わせた支援を実施してくださります。
4位:LITALICO
放デイ
44事業所
児発
105事業所
合計149事業所
アプローチは子どもと環境。
子どもの生きづらさは子どもと環境との間の相互作用で起こると考え、LITALICOではその両方にアプローチをされています。
子どもが過ごしやすく学びやすくなるよう、園や学校に環境を整える提案をされています。
LITALICOさんはプログラミング教室もやっています。
常に体験授業の受付をしているので気になる方はこちらからアクセスできます!
3位:グローバルキッズメソッド/パーク
放デイ:91事業所
児発:76事業所
合計167事業所(オープン予定も含む)
「経験重視の療育」、「主体性を尊重する療育」、「褒めて伸ばす療育」、「研究心と向上心を持った療育」、「接遇を大切にした療育」の5つの柱を軸に未来を応援して今に寄り添った支援をしてくださります。
2位:こぱんはうすさくら
178事業所
子どもの自立する力を支えて
自分の力で前進できるようにサポートをしてくださります。
ニーズに合わせて個別療育をするが、最終的にはみんなの中に入っていく(=自立する力)という考えで集団療育がベースとなっています。
1位:コペルプラス
520事業所
コペルプラスは「いまのままでいいんだよ」からスタートします。
「できるようにする」を目指すのではなく、今の姿を認め
「成長したい」という本能的な欲求からこどもの持つ学ぶ力を最大化させてくださります。
オリジナル教材が多く、利用するたびに異なる教材を使って支援をしてくださるので
子どもにとって飽きが起こりにくいかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では児童発達支援事業所と放課後等デイサービス事業所数ランキングを紹介でした。
事業所数が多いということはその事業所が地域や利用者から愛されて信頼されているから成り立っていると考えられます。
一概に事業所数だけで優良な事業所と判断できるわけではありませんが、検討材料の一つとして考えていただけましたら幸いです。
合わせて過去にも放課後等デイサービスの選び方という記事も執筆しておりますので、こちらもご参照ください。