障害児と家族の未来を創る美容室

私は児童発達支援事業所で働いていますが、保護者さまからほぼ毎月髪を切ることの難しさや大変さについて話を聞きます。
子どもにバレないように寝てるときに切っちゃうという方も結構な頻度で遭遇します。
ちなみに我が家はセルフカットです。

こちらはちゃんとした商品ですが、100円ショップでも似たようなものが売ってるので十分できます。
本当ならバリカンで丸刈りにしちゃいたいんですが、息子はバリカンのモーター音が大っ嫌いで泣き叫びます。
「バリカンがダメならハサミでやろう」と、くしを当てると頭皮がゾクゾクするんでしょうね。めちゃくちゃ首を回転させて逃げ回ります。
という事でダイソーのヘアカッターに落ち着きました。笑
発達障害児の散髪問題は結構シビアです。
清潔感に関係してくるため、「子どもが嫌がるから」と放置するわけにもいかないです。
一保護者の立場からするとモサモサしてる髪を放置したことによって周囲の人たちからネグレクトしているかのように捉えられたくないですもん。
うちの息子もですが、感覚特性の過敏さによってこのような困難さを抱えています。
・バリカンのようなモーター音が苦手
・ドライヤーの音も風も苦手
・くしを頭皮に当てられる感覚が嫌い
・首元の違和感が嫌いで散髪ケープ被れない
・同じところで拘束されるの嫌い
・身繕いされるの嫌い
障害のある子どもたちにとって【髪を切る】という事のハードルが非常に高いです。
健常児は何も苦労せずにこなしている日常なのに障害や特性を持つ子どもたちや保護者からしたら散髪は一大イベントになります。
お子さんによっては感覚過敏の他にコミュニケーション面でも困難さもあるかもしれません。障害児を持つ保護者の方は様々な作戦を考えて日々戦っています。
この記事5秒ハイライト
感覚過敏のある息子が美容院に行くとしたらこんな配慮があったらもしかしたら行けるかもしれない(を考える)話
今回の記事はリクエストをいただいて、過去にnoteで執筆したリメイク版になります。
全国の美容師さん理容師さんに届け〜
美容室を構造化するならこんな風
構造化とは生活や学習のさまざまな場面でその意味を理解し、自分に何を期待されているのかをわかりやすく伝えたり設定したりするための方法でしたね。
今回は美容院の構造化について少し考えていきます。
そもそも構造化とはを書いた記事を置いておきますので、こちらもご覧ください👀
来店前
そもそも「髪を切るよ」と伝えただけでは外に連れ出すことが困難な場合があります。
好きなものや苦手な状況などを電話にてヒアリングを行います。
電話する時間がなければGoogleフォームとかで自分のタイミングで回答できるようにするのも一つの手かもしれません。
店員さんは事前に聞いていた好きなものの動画を準備しておいたり、イラストで子どもに指示を出すなどの工夫をすることができます。
また苦手な状況を限りなく排除するために
✅お母さんと一緒に座る
✅散髪ケープはつけない
✅バリカンNG
など、可能な範囲で子どもが嫌だと感じるものを取り除く準備をします。
子どもにとって「美容院は敵ではない」と認識させることが大切です。
さらに丁寧にするとしたら、
実際に髪を切る数日前に現場に行ってどんな場所なのかどんな人がいるところなのかを伝えます。
ヒアリングでキャッチした好きなものをふんだんに準備しておいたり、子どもが好きだと言ったものをテーマにお話しをしてもいいかもしれません。
入店時(当日)
入店する前から構造化は始まります。
お店の入口の部分に視覚支援を提示しておきます。
店内の様子やどこで待機するのかを明確にしてイスまでのルートを簡単に写真やイラストで提示します。
例えばこんなものを床に貼っておく

必要に応じて床に矢印のテープを貼ったり、ラミネートのカードを設置してもいいかもしれません。
ヒアリングして得た好きなものを使って店員さんが温かく出迎えてくれます。さらに「よく来たね」「また会えて嬉しいね」みたいな感じで声をかけてくれるときっと子どもも嬉しいはずです(^^)
待ち時間
イスまで到着したら今日の髪を切る流れをスタートからゴールまで数字とイラストを使って全体像を説明します。

フリー素材で作ったのでお店屋さんとお客さんのキャラクターがゴチャゴチャなのはご勘弁を😅
これだとわかりにくいからイラストレーターさん募集です!笑
一番大事なのは終わった後にどんなご褒美が待っているのかを明確に伝えること!
おもちゃやお菓子で大丈夫なのでどちらか一つ選んでねって感じで伝えると◎
おもちゃと言ってもそんなに高価なものである必要はありません。
重要なのはお子さま自身が自己選択できること。
おもちゃだとしてもこんな感じのもので十分
その場で着席した状態で待つだけというのもかなりのハードルです。
待ち時間を過ごせるようなグッズが置いてあるといいですよね。
以前待ち時間におすすめのグッズを紹介した記事を書いています。興味があるかたはご覧いただけましたら幸いです。
手持ち無沙汰を解消できるようなグッズがいくつも置いてあると心強いです。
施術中
待ち時間で使った感覚グッズをそのまま座席で使うのでもよし
事前にヒアリングした好きな動画を見るのもよし
好きなものをテーマにしてお話しするのもよし
子どもが安心して施術時間を過ごすことが大切です。
事前にヒアリングしていた苦手な状況を限りなく排除する必要があります。
モーター音を避けるためにバリカンNGでカットしたり、
ケープのゴワゴワする感じが苦手だとしたらタオルを2重にしてビニール袋を被るなど別の対応をすることができます。
入店時に使ったスタートからゴールまでの流れの視覚支援をお子さまから見える位置に提示しておき、どの工程まで進んでいるのかをあとどれくらいで終わるのかわかりやすくマグネットなどをつけるのも効果的です。
不安が強いようでしたら、お母さんが抱っこした状態で施術するのもOKとしてくれるととても安心です。
そのために普通の散髪ケープではなく、二人羽織みたいな感じになりますが、やや大きめのものがあるとさらに安心ですね。
それぞれがケープをつけてもいいかもしれませんが、お母さんの温かみを直接感じられた方が子どもも安心できる可能性が高いため二人羽織スタイルのものがあると素敵だと思います。
こんなのとか

「座れててお利口だね」「チョキチョキできてるね」「頭も洗えたね」
みたいな感じで子どもが頑張れている行動をひとつひとつ褒めるような関わりをします。お母さんが褒めるのも嬉しいですが、家族以外の店員さんから褒められることも子どもにとってはめちゃくちゃ嬉しい成功体験になります(^^)
施術後
カットが終わった時はちくちくした感覚が不快な可能性があります。着替えまで一連の流れにしておくといいですね。
小さいパーテーションで囲う程度の簡易的な着替えができるスペースも準備しておけると最高です!
なんとかカットと着替えまで完了したら子どもと保護者のがんばりを評価しなければなりません。
子どもへは長い時間頑張ったご褒美としてお菓子やおもちゃを渡します。(さっきの見通しのやつ)
「ちょっと嫌だったけど、めちゃくちゃ褒めてもらえたし、なんかいいものもらえたからまた次も頑張ろう」となるよう成功体験で終われるとハッピーです(^^)
保護者へも遠方からご足労いただいたり、カットのサポートをしていただいた可能性があります。ここを利用してよかったと感じてもらえるような関わりがあると最高ですよね。
例えば一回利用していただいたら1ptで5pt貯まったらカット○%offなんてものでも嬉しいですよね。保護者のカラー半額とかでもいいし❤︎
一保護者の立場からしたら我が子の特性やペースに寄り添ってもらえることがとても嬉しいです。そして家以外の環境でカットもできたなんて成功体験が最高のご褒美です。
関わるスタッフに知ってほしい知識
息子のように障害を持つ子どもたちは突発的にどんな行動をするのかわかりません。
しかし、子どもの行動には必ず意味があります。
その時子どもにどんな目的があってその行動をしたのか理解できれば、困った行動を緩和することができます。
何よりも子どもにとってストレスを最小限に食い止めて介入をすることで成功体験につなげることができます。
✅子どもたちの行動にどんな意味があるのか
✅褒める関わりの大切さ
障害児と関わる時に最低限この2つだけ必要な知識だと思っています。
子どもたちの行動の意味
子どもたち(というか人間)の行動には必ず意味があります。どんな行動も4つに分類することができます。
✅自分を見てほしいと注目を引く行動
✅ものや活動を得るための行動
✅嫌な事から逃げるための行動
✅自分の快感覚を満たす、落ち着くための行動
お子さまの行動の意味を理解したうえでどんな関わりをしたらいいのかがわかるとお互いにストレスがなくなります。
子どもの行動の意味は発達障害児と関わる時に絶対知ってほしい項目になります。
これは専門的に勉強をしている人しかわからないので私のブログをブックマークしてたくさん見てください!
もしくはこちらの書籍がわかりやすく分析の仕方を解説しているのでオススメです。
褒める関わりの大切さ
褒めるのが大切なのは知ってる。でもどんな理由で大切なのかわからないという人は一定数います。
現に児童発達支援事業所を利用されている保護者の方ですら「褒めすぎたら甘やかすことになる」と言ってる人も未だにいらっしゃいます^^;
褒める=言葉で称賛するとは限りません。
本人にとっていいことが起こればそれは言葉で褒めることと同じなんです。
例えば、たかいたかいする くすぐる など。
行動の直後にその人にとって良いことが起きると「次もやってみようかな」って気持ちになります。
美容院でも家庭でも同じです。
さらに目の前で起きている子どもが実践している行動を
①褒めるハードルを下げる
②チャレンジしていることを褒める
③困ったことをしていない時間を褒める
この3つの視点があると褒めやすさが一気に増えてどんな声をかけていったら良いのかイメージしやすくなっていきます。
焦らずスモールステップで
現実を言ってしまうと初日にいきなり予定通りにできるということはほぼありません。きっと息子は100%無理です。(もちろん人によって初日からある程度できる場合もあります。)
子ども一人一人困難さが異なりますし、その日のコンディションによって進めるステップも異なります。
・お店の前に行くだけ
・ドアをタッチしてみる
・店員さんとコミュニケーションをとる
・店内に入る・カットする椅子に座る
・前髪だけ切る
・全部切る
など。全部切るまでに結構な壁を乗り越える必要があります。
焦らず一つ一つ確実に乗り越えていきましょう。
保護者さまが「やっぱりだめか」と残念な気持ちになることも想定されます。
- やれたところまでの金額を支払う
- 次回は残りの代金を支払う
- 落ち着けるグッズの持ち込みを許可する
- 必要に応じてイス以外の場所でカットを許可する
お店のサービスとしてこんなものがあったら少しでも気持ちを前向きにキープすることができるのではないでしょうか?
保護者と一緒に子どもたちの成功を見守れる社会を作っていきたい。
そして障害を持つ息子が楽しく自分らしく生きていても大丈夫な世界を創っていきたい。
こんな優しい世界の美容室があったらいいな〜
協力してくださる美容師さんいないかな〜
【保存版】療育初心者におすすめの構造化アイテム

【この記事は一部PRを含みます】
集団生活において子どもの「やらない」「できない」にどこまで付き合えばいいのか問題。
めちゃくちゃ迷いますよね。
実はシンプルな一つの視点を取り入れることで解決することができます。
それは構造化の視点です。
なぜなら構造化は子どもにとって「わかりやすい」と同時に「わかりにくいを避ける」ということも可能だからです。
構造化を理解することで誰にとっても過ごしやすい空間をつくることができるようになります。
私は児童発達支援事業所と放課後等デイサービスで働いて10年が経ちました。これまで500人以上のこどもたちと関わり、さまざまな支援を届けてきました。
さらに息子は最重度知的障害・自閉スペクトラム症・身体障害(自立歩行困難)があります。
そんな息子は2024年4月から特別支援学校に就学しました。
支援者でありながら障害のある子どもの保護者としての観点で発達に関連する情報を提供しております。
この記事5秒ハイライト
💡構造化の目的や効果を知れる
💡3つの構造化の要素が学べる
💡構造化を支える5つの柱を理解できる
結論からいうと子どもたちが過ごす環境を構造化することで子どもが今持ってる力を最大限発揮し、自信を持って過ごせるようになります。
「構造化って何?」「どうやる?」という疑問もあるかと思いますので具体的なアイテムなどの紹介をしていきます。
- 特別支援教育における構造化とは?
- 構造化のポイント
- 構造化の3つの側面
- 構造化を支える5つの柱
- 構造化の具体的な実践例:障害特性別にみる構造化の工夫
- 構造化の効果的な導入と運用のためのポイント
- まとめ
特別支援教育における構造化とは?
構造化とは、特別支援教育において、子どもたちが日常生活や学習活動を行いやすくするために、環境や活動を明確に区別し、視覚的に分かりやすくする支援方法です。
具体的には、以下の3つの要素を明確にすることで、学習や生活をより分かりやすくしたり不安を軽減する効果があります。
- 物理的構造化
- 時間的構造化
- 活動の構造化
3つの要素について別途解説していきます。
構造化のポイント
インターネットを検索して出てくるいわゆる構造化と言われるものをただ実行すればいいのかと言われたらそうではありません。
構造化のポイントは、、、
- 子どものニーズや理解度に合わせた個別化
- 視覚的な支援を効果的に活用する
- 一貫性のある支援を行う
- 子どもの成長に合わせて構造化を調整する
です。
構造化は一度やったら終わりではなく、定期的に見直しをして微調整をしていきましょう。
構造化の目的と重要性
障害のある子どもたちは、一般の子どもたちよりも、変化や不確実性に敏感 な傾向があります。そのため、周囲の環境がわかりにくかったり、活動内容が予測できなかったりすると、不安やストレスを感じ、学習や生活に支障をきたす可能性があります。
構造化は、こうした不安やストレスを軽減し、子どもたちが 安心して、主体的に行動できるように するためのサポートとなります。
構造化の効果
構造化を取り入れることで、以下のような効果が期待できます。
- 不安やストレスの軽減:環境や活動が予測しやすくなることで、児童生徒は不安やストレスを感じにくくなり、落ち着いて学習や生活に取り組むことができます。
- 理解の促進:視覚的な手がかりや明確な指示によって、情報が整理され理解しやすくなるため、学習内容の理解が促進されます。
- 自立性の向上:自分で行動する機会を増やすことで、行動の計画を立て、実行できるようになり、自立性が向上します。
- 集中力を高める:子どもにとってわかりやすいを作ることで(視覚的な支援、明確な指示、区切られた空間など)、子どもたちの集中力を高めることができます。
- 意欲を高める:自分が何をすればいいのかを明確に理解することで、子どもたちの意欲を高めることができます。
- 問題行動を減らす:不安や焦りが減り、コミュニケーションが円滑になることで、適切行動が増えることで相対的に問題行動を減らすことができます。
このように効果を整理するとメリットがたくさんありますね👀
もはややらないほうがもったいない。
構造化の3つの側面
構造化は、以下の3つの側面から行われます。
1. 物理的構造化
- 教室や作業所のレイアウト:活動ごとに区別しやすいようにスペースを区切る。
- 収納:棚や引き出しにラベルを貼ったり、色分けしたりして、必要なものが分かりやすくする。
- 視覚支援教材:イラストや写真を使って、場所や持ち物、行動の順序などを視覚的に示す。
例:
- 学習机と休憩スペースを明確に分ける
- 教材や用具を整理整頓して収納する
- 視覚的な手がかりとなるポスターや掲示物を活用する

2. 時間的構造化
- スケジュール表:1日の流れや活動時間を、視覚的に分かりやすいスケジュール表を使って明確にする。
- タイマー:活動時間や休憩時間を区別するためにタイマーを活用する。
- ルーティン:毎日同じ時間に同じことをすることで、時間感覚を養い、安心感を与える。
例:
- 時間割表やスケジュールボードを活用する
- タイマーや時計を活用する
- 活動の始めと終わりを明確にする

3. 活動の構造化
- 活動の目的と手順:活動の目的や手順を、イラスト付きのカードや写真を使って分かりやすく説明する。
- 必要な材料や道具:活動に必要な材料や道具を事前に準備しておく。
- ステップ分け:活動を小さなステップに分けて、一つずつ支援する。
例:
- タスク分析を行い、活動のステップを分解する
- 写真やイラストを活用する
- チェックリストやフローチャートを活用する

構造化を支える5つの柱
構造化を支える5つの柱とは、明確性、一貫性、予測可能性、個別性、柔軟性です。これらの柱は、互いに関連し合い、効果的な構造化を実現するために欠かせない要素です。
効果的な構造化を実現するためには、以下の5つの柱を意識することが重要です。
1. 明確性
子どもが「何を」「いつ」「どこで」「どのように」すればいいのかを、明確に理解できるようにすることが重要です。
- 具体的な指示:簡潔で分かりやすい指示を、ゆっくりと丁寧に伝える。
- 視覚支援の活用:活動の目的を明確にするためにイラスト、写真、スケジュール表などを活用して、情報を視覚的に具体的に伝える。
- 一貫した言葉遣い:常に同じ言葉遣いをし、子どもが混乱しないようにする。
明確にすることで子どもが混乱したり不安になることを防ぎます。
2. 一貫性
毎日同じように支援を行うことで、子どもが安心して行動できるようにすることが重要です。
- 一日の流れを視覚的なスケジュール表を使って明確にする。
- 活動の手順を毎回同じように説明する。
- 環境をできるだけ一定に保つ。
子どもが安心して行動できるようにして学習しやすくしていきます。
3. 予測可能性
次に何が起こるのか予測できるようにすることで、子どもの不安を軽減することができます。
- 活動の前に、何をするのかを説明する
- 活動中に、次のステップを予告する
- 変化がある場合は、事前に説明する
子どもの不安を軽減するとともに、活動意欲を高められることもあります。
4. 個別性
子ども一人ひとりのニーズや理解度に合わせた構造化を行うことが重要です。
- 子どもの発達段階や学習スタイルを考慮する
- 子どもの興味関心を取り入れる
- 子どもの強みや弱みに合わせた支援を行う
5. 柔軟性
子どもたちの成長や状況に合わせて、柔軟に構造化を調整していく
- 定期的に子どもの様子を観察し、必要に応じて構造化を調整
- 子どもの意見に耳を傾け、子どもの希望を取り入れる
- 新しい方法や教材を積極的に取り入れる
5つの柱まとめ
構造化を支える5つの柱は、相互に関連し合い、効果的な構造化を実現するために欠かせない要素です。これらの柱を意識することで、子ども一人ひとりに合わせた個別化された支援を提供することができます。
構造化は、特別支援教育における重要な支援方法の一つです。教師、支援員、保護者、そして子ども自身も、構造化について理解することで、子どもたちがより安心して、主体的に、そして効果的に学習や生活に取り組める環境を作ることができます。
構造化の具体的な実践例:障害特性別にみる構造化の工夫
このパートでは便宜上わかりやすくするため障害特性別でカテゴライズしています。一般的な構造化の工夫と家庭でも使えそうなアイテムを紹介していきます。
一般的な特性を例として挙げているため全てのお子さんに使えるものではないということをあらかじめご理解のうえ、いいとこどりをしていただけたらと思います。
自閉スペクトラム症の子ども
- 感覚過敏への配慮:照明や音、室温などを調節し、子どもが落ち着いて過ごせる環境を作る。
- 視覚的支援の活用:スケジュール表、イラスト付きの説明カード、写真などを活用して、情報を視覚的に伝える。また教室の一角を遊びのスペース、学習のスペース、休憩スペースなどに区別する。
- 明確な指示:簡潔で分かりやすい指示を、ゆっくりと丁寧に伝える。
感覚過敏への配慮として使えそうなアイテムの紹介
障害児と感覚過敏は切っても切れない関係です。さらにその感覚の受け取り方は人それぞれ強弱が異なります。
だからどれくらいの刺激のコントロールをしたら良いということを断言するのが難しいです。
おすすめアイテムその1サングラス
理想でいうと照明自体を交換するという方法もありますが、照明を変えるとなると費用もかかりますので手軽に視覚刺激をコントロールできるアイテムとしてサングラスはオススメです。
おすすめアイテムその2:イヤプラグ
聴覚刺激の排除というと、イヤマフをイメージされる方が多いと思います。
子どもの年齢が高くなってくるとイヤマフを装着することに抵抗感を抱く場合があります。
そんなときにおすすめなのがこちらのイヤプラグです。
見た目もスタイリッシュであり、一見イヤホンのように見えるので周囲からの目を気にせずに聴覚刺激をシャットダウンすることができます。
おすすめアイテムその3パーテーション
視覚も聴覚も統制できている空間であれば問題ありませんが、園や学校における集団活動の場面において都合よく空き部屋があるということは少なくありません。(もちろん家庭内においても)
そんなときに簡易的に半個室のような空間を作ることができるパーテーションはおすすめです。
欲を言うとこのようなカームダウンスペースがあると最高です。
日常の多くを過ごす基礎集団(園や学校)の中にあることが理想ですが、家庭内においてもカームダウンスペースがあることで癇癪のようになったときにも活用できます。
知的障害の子ども
- 具体的な指示:何をすればいいのかを、具体的な行動で示す
- ステップ分け:活動を小さなステップに分けて、一つずつ支援する
- 視覚的支援と聴覚的支援の組み合わせ:イラストや写真と、教師の説明を組み合わせる
具体的な指示を必要とする子どもへの配慮として使えそうなアイテムの紹介
日常的に口頭での指示が多くなってしまいます。聴覚的な指示から視覚的な指示に変更するだけでも子どもへの届き方の違いが歴然です。
ぜひ視覚的な支援を取り入れてみてください
おすすめアイテムその4スケジュールボード
次に何をすればいいのかを具体的に示すことでわかりやすくなります。視覚的に提示をすることにプラスして大人がわかりやすく具体的にシンプルに指示をすることで次の行動につながりやすくなります。
スケジュールボードは園や学校だけではなく、日常生活の中でも有効活用できます。
さらに子どもの特性に合わせた指示の出し方をすることで相乗効果があります。
構造化の効果的な導入と運用のためのポイント
構造化を導入し、運用していくためには4つのポイントがあります。
- 子どものニーズを丁寧に把握する:構造化を行う前に、子どものニーズや理解度をしっかりと把握することが重要です。
- 子どもと一緒に構造化する:子どもと一緒にスケジュール表を作ったり、活動の手順を決めたりすることで、子どもの主体性を引き出すことができます。
- 周りの理解と協力を得る:教職員や保護者、支援員など、周りの人たちが構造化の重要性を理解し、協力して取り組むことが大切です。
- 継続的に評価し、改善する:構造化の効果を定期的に評価し、必要に応じて改善していくことが重要です。
最後の定期的に振り返りを行い、改善をしていくことが非常に重要です。
子ども自身に使ってみてどうだったか?ということを聞いてみるのもいい作戦ですね!
ここでも「やりやすい」と「やりにくいを避ける」の観点で振り返りができると◎
構造化が難しい場合
構造化を導入しようとしても、うまくいかない場合もあります。そのような場合は、以下の点に注意してみましょう。
- 子どものニーズをもう一度確認する:子どものニーズや理解度をしっかりと把握できていない可能性があります。
- 構造化の程度を見直す:構造化の程度が子どもにとって高すぎると、逆効果になる可能性があります。
- 周りの協力を得る:教職員や保護者、支援員など、周りの人たちが構造化を理解し、協力して取り組むことが大切です。
- 専門家の支援を受ける:必要に応じて、専門家の支援を受けることも有効です。
まとめ
構造化は、特別支援教育において児童生徒一人ひとりの理解や特性に合わせた環境や活動を整えることで、学習や生活をより分かりやすく、予測しやすくし、不安を軽減する効果的な方法です。具体的な方法は、児童生徒のニーズに合わせて検討する必要がありますが、教員や保護者、支援者が協力して取り組むことで、効果的な支援につなげることができます。
【保存版】特別支援学校の特徴を徹底解説!~経験談ベース~

「特別支援学校に行くと就職ができない」
「一般級に行けなかったら人生終わり」
「健常児と関わる機会が皆無になる」
特別支援を受ける可能性があると考えた時にこのように思う方も少なくありません。
実際私自身も特別支援学校へ見学に行く前までは恥ずかしながら同じような感情を抱いていました。
見学、入学してから改めて感じたのは特別支援学校は個性のある子どもたちにとって最高な環境と言えます。
なぜなら子どもが自分らしく生きていくために必要な関わりをしてくれるからです。
この記事では実際に息子を通わせてみて、特別支援学校が最高だと思える理由をランキング形式で紹介していきます。
この記事5秒ハイライト
特別支援学校への進学を視野に入れている保護者が最後の一歩を踏み出せるようになる
過去にこのような記事を執筆したので合わせてこちらもご覧いただけましたら幸いです。
そもそも特別支援学校とは
特別支援学校は、障害のある子どもたちが、幼稚園、小学校、中学校または高等学校に準ずる教育を受けるとともに、障害による学習上または生活上の困難を克服し、自立を図るために必要な知識技能を授けることを目的とした学校です。
結論からいうとみんなそれぞれ違う個性を持っていて、その個性に合わせて、一人ひとりにぴったりの教育を受けられる場所です。
例えば、
- 勉強が少し難しいと感じる子
- 友達と話すのが苦手な子
- 車いすを使っている子
- 耳が聞こえない(にくい)子
など、それぞれの課題は異なります。
息子の場合は自力で歩けない(身体障害者手帳1級)ので車椅子を使っていて、知的障害(愛の手帳A1)も発達障害もあります。
そしてお話しも上手くできません。
食事、着替え、排泄など日常生活において大人のサポートが必要な場面が多数あります。
なぜ特別支援学校を選択したのか
私たち保護者の意思で特別支援学校へ必ず就学できるものではありません。私の居住地では特別な支援を受ける可能性がある児童は特別支援総合教育センターで就学相談を経て就学先が決まります。
もちろん就学相談の結果、特別支援学校への入学が決まったわけですが、息子の障害が明確になった4歳ごろは地域の個別支援学級に就学するつもりでいました。
職業柄小学校の特別支援学級に何度も訪問しており、教育現場の実態を概ね把握しています。
公立小学校の特別支援学級は少人数で支援を行っているものの、子どもたちにとって刺激が少ないかと言われたらそうでもありません。(むしろお互いに共鳴し合っています)
一番の懸念は障害よりも持病である急性リンパ性白血病です。
息子は骨髄移植をしているので免疫が無く、一般的な風邪を引いた場合でも重篤化してしまいます。
さらに骨粗鬆症の一歩手前の段階なので、衝突して転倒した場合の怪我のリスクが非常に高いです。
息子はマイペースなタイプですが、特別支援学級にいる児童は行動が先行するタイプが多い傾向です。息子が意図せず接触して転倒するリスクがあります。
息子の心身の安全を確保するためには教員の数が多い特別支援学校が最適だと判断しました。
特別支援学校が最高だと思う理由
息子の心身の安全を確保するために特別支援学校が最適だと紹介しましたが、
実際に入学してから体感できた特別支援学校が最高だと思う理由をランキング形式で紹介していきます。
6位 療育センター時代の友だちも一緒に進学できる
民間の児童発達支援事業所とは異なり、療育センターは母子同伴で利用する頻度が高く
母親同士のつながりがあります。
特別支援学校に進学する同じ療育センター出身の同級生がいることも非常に大きいです。
個人的な考えになりますが、早期療育の良い点は子どもとその家族が孤立しないこと。
保護者同士の仲間と繋がることは子どもと同様に重要だと思っています。
5位 遅刻や欠席への理解がある
特別支援学校には修羅場を掻い潜ってきた仲間がたくさんいます。
医療的ケアを必要とするお子さんも少なくありません。
そのため、通常の学校よりも気持ちや体調が不安定になりがちです。
息子の場合、
- 呼吸器の装着が甘くて寝不足だから遅刻をする
- 薬の影響で調子が安定しないから欠席する
などの事象が日常的に発生します。
通常の学校ではそのような理由で連絡をすると「またか」「甘え」のような印象を持たれる可能性がありますが、特別支援学校では子どもと保護者の体調を優先して考えてくれます。
4位 高等部のお子さんまでいる
息子の通っている特別支援学校限定の話になるかもしれませんが、高等部まであります。
通常の学校では体験できない高等部のお兄さんお姉さんと触れ合う機会があります。
就職に力を入れている特別支援学校なのでコミュニケーションの取れるお子さんが多いです。それの何がいいのかというと運動会で高等部のお兄さんお姉さんが小学部の子どもたちとペアを組んで競技をやってくれるんです。
練習が数回あり、息子の事を非常に可愛がってくれたようで運動会当日も先生に促されて私たち夫婦に挨拶をしてくれました。
3位 地域の小学校と交流できる
これも息子の通っている特別支援学校に限った話になるかもしれませんが、
インクルーシブ教育推進校ということで近隣の公立小学校と月一くらいで交流をしています。
こちらは交流級と同じようなイメージをしていただけるとわかりやすいかもしれません。

地域の小学1年生は息子のことを恐らく大きい赤ちゃんだと思っているのか、ほっぺをムニムニしながら「かわいいー」と言ってくれているようです。笑
地域の個別支援学級に進学したときに得られるメリットも息子の通っている特別支援学校は得られているんです。
2位 大人の人数が多い
うちの地域において個別支援学級では児童8人に対して教員1人です。
職業柄公立の個別支援学級に何度も訪問をしていますが、児童8人に対して多くて大人3名です(ボランティアさん含)
一方で息子の通っている特別支援学校のクラスは5人が在籍していますが、教員は4人います。
ほぼマンツーマンで対応をしてくださるので安心です。
大人の人数が多ければいいかと言われたらそうではありませんが、特別支援教諭は専門的に学んでいるということも安心につながります。


1位 得意や楽しいをフル活用してくれる
楽しいって正義だと思うんですよね。
さらに得意をフル活用してくれるというのは私のX(@sukeryoiku)でも発信している大切にしている点でもあります。
子どもが楽しく学べるための方法を一緒に考えてくれて、入学前の事前面談で得意なことを音楽やiPadの操作であることを学校長に伝えていました。
本格的に授業が始まってからは
朝の会で歌うときに息子が手拍子を始めたらみんなで乗ってくれたり
アプリでひらがなの練習をしてくれたり
と息子の好きや得意を活かして授業をしてくれます。
最近学校でやってるお気に入りの勉強系アプリ
2歳の頃からiPadを使わせていて、こんなアプリを使って遊んでいます。
勉強ではないですが、プログラミング思考が身につくのでオススメです。
ICT教育ばりのiPadを活用していただいているおかげもあって息子は今まで一度も行き渋りをせずに元気に楽しみながら登校できています。
唯一の懸念点
ランキングのところでも紹介したように基本的に特別支援学校の環境には満足しています。
むしろらぶ。
でもひとつだけ。
それは給食。
息子は偏食があります。
白飯が食べれません。
正しくは白飯のままだと食べられません。
塩昆布を乗せてくれるだけでいいんです。
でも学校側に何度お願いをしても「それはできません」の一点張り。
現場の先生としても要求を叶えたい気持ちはあるらしいのですが、
どうも学校のルールとして難しいみたいです。
偏食で困っている保護者の皆さまは一度これを見てほしい。
— すけぽん🚀| 息子が自分らしく楽しく生きていく場所を創る (@sukeryoiku) April 5, 2024
我が家でもまずは楽しく食べることにフルコミットしてます。
親の勝手な思いを全面的に出すのではなく、子どもの気持ちを考えて進められると◎https://t.co/BBIQm2r32h
引用:神奈川県立こども医療センター偏食外来 pic.twitter.com/F9xjJ0Hca7
偏食対応の基本は楽しく食事をするところからなんだけど、
向き合ってただ口元に運んでいるだけみたい。
息子は食べないスイッチ入ったら頑固だから40分くらい格闘してるんだって。笑
「いずれ食べられるようになります」「みんなそうでした」
って。
いやいや
拒否する行動を弱化して食べるようになるの待ちみたいな印象なんだけど
息子は今後も絶対食べないよ?
どうするんだろう。。。
白米を出して食べれないのと
塩昆布乗っけて栄養摂取できるのはどっちがいいのだろうか。
教育委員会とか特総センターに掛け合わなければならないレベルなようで
今密かに作戦を考えています。
特別支援学校ですら学校現場を変えるのはハードモードなので公立の通常学級に合理的配慮を導入するのはさぞかし難しいと思いました。
知的障害児におすすめのアプリランキング

この記事にとんできているということはiPad(タブレット)を子どもに与えたいけど、日常生活に支障が出ないか心配されている方が多いということでしょう。
近年、iPadは特別支援教育における注目度の高いツールとして脚光を浴びています。しかし、導入にはメリットだけでなくデメリットも存在し、適切な使用には注意が必要です。
ここでは、特別支援学校教諭として、iPad導入のメリット・デメリットと使用上の注意について詳しく解説します。
「iPad(タブレットやスマホ)を子どもに渡したら切り替えができなくなりそう」
「遊びに夢中になってしまい勉強どころではなさそう」
「そもそも障害児に使いこなせなそう」
さまざまな困難さを抱えている障害児の育児にiPadを導入するのは勇気がいりますよね。
実際は障害児ほどiPadを使った学習を取り入れるべきだと思っています。
なぜなら子どもの興味関心を最大限活かした学習をすることができるからです。
興味関心は子どもたちを救うと思っています。
息子はiPadを生活の中に取り入れたことで
- 言語でのコミュニケーションが増えた
- 諦めずに最後までやり切れるようになった
- 切り替えの機会が増えて確実にできるようになった
私は児童発達支援事業所と放課後等デイサービスで働いて10年が経ちました。これまで500人以上のこどもたちと関わり、さまざまな支援を届けてきました。
さらに息子は最重度知的障害・自閉スペクトラム症・身体障害(自立歩行困難)があります。
そんな息子は2024年4月から特別支援学校に就学しました。
支援者でありながら障害のある子どもの保護者としての観点で発達に関連する情報を提供しております。
この記事5秒ハイライト
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障害児にiPadを導入するのにおすすめな理由(メリット)
そもそもiPadを障害児に与える時にどんなメリットがあるのか知らないと与えたいと思えないですよね。まず最初にiPad導入にあたってメリットを確認していきましょう。
高い汎用性と豊富なアプリ
iPadは、インターネットやアプリを通じて様々な情報や機能にアクセスできます。教育、コミュニケーション、レクリエーションなど、障害児のニーズに合わせた様々なアプリが数多く開発されており、個々の状況に合わせて最適な支援を行うことができます。
個別性に合わせた支援
iPadは、豊富なアプリや機能を個々のニーズに合わせて組み合わせることで、一人ひとりに最適な支援を提供することができます。
例えば、
- 学習支援: 音声読み上げや視覚支援機能など、学習障害や視覚障害のある児童に効果的な学習アプリが多数存在します。
- 感覚刺激: 振動や音声による感覚刺激アプリは、感覚過敏や感覚鈍麻のある児童の感覚を調整するのに役立ちます。
iPadを取り入れる上で好きなように学びをカスタマイズできるというだけでも相当なメリットです。
直感的な操作性と多様な入力方法
iPadは、タッチパネルや音声入力など、直感的な操作性で、障害児でも使いやすいのが特徴です。また、スイッチや外部機器と連携させることで、より幅広い操作方法に対応することができます。
現時点で息子はタップやスワイプがメインですが、電子機器に興味を持っていることを活かしてフリック入力をしたりキーボードで入力できる日が来ることを夢見てiPadを与えています。
視覚や聴覚を活用した分かりやすい学習
iPadは、動画や画像、音声などを活用した教材を作成・提示することができ、視覚や聴覚に障がいのある児童にとっても分かりやすく学習することができます。
特別支援学校小学部1年の息子が本格的な学習ツールとしてiPadを運用をするのはまだまだ先のことですが、導入としてiPadの使い方を認識できているのは大きなアドバンテージだと考えています。
モチベーションを高めるエンターテイメント性
ゲームや動画視聴など、iPadはエンターテイメント性も豊かです。楽しみながら学習に取り組むことができ、子どものモチベーションを高める効果が期待できます。
実際に息子専用のiPadにインストールしているアプリは次の章で紹介します👀
そこだけ気になる方はジャンプ🚀
持ち運びやすさとコンパクトさ
軽量で持ち運びやすいiPadは、教室内外問わず様々な場面で利用することができます。外出先や自宅など、場所を選ばずに個別支援を行うことが可能になります。
息子にとってiPadは命の次に大切なんじゃないかというくらい宝物です。
そんな大切なiPadを守るのにおすすめなケースも一応紹介。
こちらのケースは小学校の個別支援学級でよく見るiPadケースです。
iPad(タブレット)導入のデメリット
メリットばかり語られても導入に踏み込めない気持ちは非常にわかります。
むしろデメリット側をどれだけ解消していくかどうかが鍵になりますよね。導入するのに当たってデメリットもしっかりと理解しておきましょう。
費用
iPad本体やアプリの費用は、導入コストとして考慮する必要があります。また、インターネット環境やアクセサリなどの追加費用も発生する可能性があります。
実は息子には2つのiPad miniを与えていて用途によって使い分けています。
型落ちのiPad mini(第2世代と第4世代)を与えています。
iPad mini第2世代
第2世代でゴリゴリ使っていくのは正直スペック的に厳しいのでiPad mini第2世代の用途はカメラロール閲覧とネット不要のアプリの使用です。
幼児向けのアプリであればオフラインでも使えるものが多く十分です。アプリによってはバージョン対象外のものもありますので、iPad mini第2世代を購入する場合は注意が必要です。
iPad mini第4世代
第4世代はそこそこ現役で活躍しています。Apple Pencil非対応ですが、幼児にはこれで十分です。
iPad mini第4世代の用途は第2世代でやっていること+インターネットを使って通信しながら遊べるアプリやYouTubekidsで動画視聴をしています。
誤操作や不適切な利用
児童によっては、誤操作や不適切な利用のリスクがあります。画面ロックやアプリ制限などの対策が必要となります。
ネットにつながっているとアプリで遊んでいて出てきた広告をタップしてしまいます。
現時点ではひらがな入力ができなかったり、息子の使用範囲内で危険な使い方につながるリスクはかなり低いと考えられるのでiPad miniはロックかけていません。
年齢が高まってきて、さまざまな事への興味が高まったときに再度検討をしていく必要があります。
長時間使用による健康への影響
長時間画面を見続けることによる、視力低下や姿勢不良などの健康への影響が懸念されます。適切な使用時間の設定や休憩時間の確保が重要です。
比較的息子は姿勢がいい部類に入りますが、下を向いて画面を見ているような場面を目撃したら移動させり、iPadを台に乗せたりする工夫はこちらで介入してしまいます。
2歳のころからiPadを使っていたり、入院生活が長く長期間の服薬もしている関係でもしかしたら視力はもうすでによくない可能性があります💨(個人的にめちゃくちゃ気になる)
ちゃんと視力検査できるのかな。。。笑
iPad使用上の注意
メリットデメリットを踏まえてiPadを使用するうえで注意点がありますので家族で話し合っておく必要があります。
使用時間の設定と休憩
長時間画面を見続けることによる健康への影響を考慮し、適切な使用時間と休憩時間を設定する必要があります。ブルーライトカット機能や姿勢矯正グッズなども活用しましょう。
大人側としては「少し目を休ませた方がいいのではないか」と思って中断するように声をかけても活動を切り替えるのが難しいお子さんはいます。
それが癇癪につながることもあります。癇癪になった時の対応はこちらの記事で解説しています。
息子は昔から10秒ルールを導入していたので切り替えの部分ではあまり苦労していません。
子ども側の視点に立った時に「キリのいいところ」というものは確実にあるので、できるだけどこまでやりたいんだろうなというところを読み取ってから声を中断の声をかけるようにしています。
誤操作や不適切な利用の防止
パスワード設定やアプリ制限などの対策を行い、児童が誤操作や不適切な利用をしないように注意する必要があります。フィルタリングソフトの導入も有効です。
大人の管理下で使用するか、子どもが自由に使用できるようにするかは家庭内のルールによって異なります。
我が家ではiPadにロックをかけずに自由に使えるようにしています。
一日中iPadをし続けるのも大人としては気になるところだと思うのでiPad以外にも息子の特性に合わせて好きなおもちゃを広げていつでも使えるようにしています。
おすすめアプリランキング
2歳からiPadを使いこなし、現在特別支援学校小学部1年の息子専用のiPadにインストールしているアプリをランキング形式で紹介させていただきます。
あくまで「子どもがやりたいと思えるもの」かつ、「学習に繋がるアプリ」として紹介していきます。
有名なネズミタイマーなどの大人が使いたいものとは観点が別物です。
5位 ぼくもできる自動販売機

自販機に硬貨を入れまくってジュースをひたすら買うだけのアプリです。
子どもからしたら非日常的な感覚を味わえるようで、富豪のような大人買いをしています。笑
学べること
お金の計算、「○○買ってください」「ポイしてください」といった簡単な指示受容、リラクゼーション(落ち着けるためのツールのひとつ)
意識する関わり方
肯定的な声かけ、状況を説明するような声かけ「いっぱい買えたね」「バーッてゴミ箱に入ったね」
カンストするまでジュースを買い漁ったらゴミ箱に捨てるんですが、これが結構面白くて吸い込まれるようにゴミ箱に入っていく様子をみて毎度興奮している息子です。笑

息子はこれで「ポイして」の意味がわかるようになりました!👏✨
4位 Thomasと仲間たち:不思議な線路

アプリ自体はそこまで難しいことはなく右側のアクセルレバーを操作してコースを進んでいきます。
適当に行ってもいずれゴールにたどり着けるのでとても安心です。
学べること
形や色のマッチング、状況把握能力
意識する関わり方
求められているミッションをクリアするためのヒントを出す
アプリで学びを深めるときに私はあまりヒントを出したくなく、子どもが自分で方略の発見をすることを待つスタンスを取ります。
しかしこのアプリは英語でミッションを言われるのと、正解しないと次に進めないので行き詰ってそうであれば息子の手を背後から操作して一緒にミッションクリアをします。
コースを進んでいくとさまざまなミッションに遭遇します。

例えばこのようにキャラクターをマッチングさせたり

ハンドルを操作して線路の位置を合わせ、トーマスの仲間たちを助けたりします。
他にも線路から豚をどかしたり、泥だらけになったトーマスを洗車したり
といろんなミッションがあるので子ども目線では飽きが来にくいのでおすすめです!
3位 3歳からのひらがな練習用知育アプリでもじあそび

ひらがなに関連するゲームが数種類あります。
学べること
正しいひらがなを選択する、ひらがなのなぞりなど、同じひらがなを探す
意識する関わり方
特に息子がお気に入りなのは
①ひらがななぞり

シンプルなひらがななぞりですが、
息子からしたら文字を書いているというよりかは連続して風船を潰している感覚に近いのかもしれません。笑
②しりとり

いくつかの単語があって正解を選ぶと【ぐーびー】という謎キャラがにっこりと◎をくれます。
こちらについても息子からしたらまだ、文字がつながっている法則の理解はできていなくて、ジェットコースターを進んでいる躍動感に興奮しています。笑
いずれ正解の法則がしりとりであると気づけるといいなと思い、無理に教えたりせずに気長に待ってみようと思っています😊
③ひらがな探し

「【い】を探してね」というようなミッションを言われて同じ文字だけを探すゲームですが、息子はこちらもミッションの意味はわかっておらず、ひたすら風船を連打してぐーびーを突き落として楽しんでいます😅

このぐーびーというキャラクターがなかなか良い味を出していて、落下するときに悲鳴をあげるんですが、
息子のお気に入りの周波数らしく、何度も突き落として楽しんでいます。笑
こちらも特に正解を教えるつもりはなく、最初はたまたまでもいいので成功する法則を自分で見つけ出せるといいなと思っています😊
2位 ピタゴラン


学べること
プログラミング思考、いろいろ工夫してみるチャレンジ精神
意識する関わり方
「上手にできたね」「たくさん考えてできているね」とできていることをひたすら褒める
最近の息子はこのように同じようなパーツを並べていろんな角度から眺めています👀

このアプリのいいところはたまに失敗するんです。笑
だからこそ、次はどうしたらできるかな??と子どもながらにたくさん考えて工夫しながら実践できるので大人がとやかく言わずに見守っています😊
1位 ツクレール

どこでもプラレールができます。
本当に線路のつなげ方は自由です。
息子はこのように突き落として遊んでいます。笑
もちろん普通に線路をつなげて遊びもします…!
学べること
プログラミング思考、達成感、チャレンジする力
意識する関わり方
基本的に肯定的な関わりをします。
仮にこの画像のように突き落とすようなコースを作っていたとしても「よく考えてやったね」「高いところで線路なくなると落ちちゃうね」のように関わりをして決して否定をしないように心がけています。
✅まとめ
iPadは、特別支援教育において大きな可能性を秘めたツールです。
メリットとデメリットを理解し、使用上の注意点を踏まえることで、効果的な支援に役立てることができます。
息子の場合はiPadを導入してから言語も増えました。
iPadを取り入れることは子どもの学びを加速させます。
ぜひiPadの導入を検討してみてはいかがでしょうか😊
【特別な支援を受けたい人必見】成功する就学先の選び方完全ガイド【進路失敗は限りなく減らせる】

令和6年4月から息子は特別支援学校の小学部1年生になりました。
障害児の保護者として、子どもの将来を考えた時に子どもにとって最適な学びの環境に身を置いてほしいものです。
子どもが年長さんの年齢になると、保護者の多くが進学先をどうするかを悩み始めます。
児童発達支援の現場でもしばしば保護者からこのような声をいただきます。
- 我が子にとってベストな学びの場がわからない
- たくさん考えて今のクラスに落ち着いたけど、学校に行きたがらない
- 勉強についていけなくなってきた
- クラスの友達とうまくいかない
- 個別支援学級に行ったら就職できなくなるんじゃないかと心配
- 個別支援学級に行くと勉強の進みが遅れてしまうのではないか
- 一斉指示を聞いて行動するのが苦手だけど一般級でやっていけるんだろうか
進学先がどのような対応をするかどうかは先生の個人差があるので絶対的なことは言えませんが、
実はそれぞれの学級種の支援形態や行われる支援内容をある程度理解できていれば不安材料を限りなく減らすことができます。
なぜなら文部科学省でそれぞれの学級種でどのような支援がなされていくのかが決まっているからです。
本題に進む前に簡単に自己紹介をさせてください。
私は児童発達支援事業所と放課後等デイサービスで働いて10年が経ちました。これまで500人以上のこどもたちと関わり、さまざまな支援を届けてきました。
さらに息子は最重度知的障害・自閉スペクトラム症・身体障害(自立歩行困難)があります。
そんな息子は2024年4月から特別支援学校に就学します。
支援者でありながら障害のある子どもの保護者としての観点で発達に関連する情報を提供しております。
この記事5秒ハイライト
・学級種ごとの特徴が一覧できる
・学級種の特徴を理解できる
・息子の例(特別支援学校の内容)を参考にできる
・我が子にとって最適な学びの場を考え直すきっかけになる
・特別な支援を受けることはオワコンではないことがわかる
結論からいうと
子どもにとって最適な支援を受けるために保護者がちゃんと勉強をしてから進路を選択しましょう。
ですね。
前提として、今回紹介するお話はもうすでに通常学級に通っていて今後も転級を考えていない人にとってはあまりためになるお話ではないため別の記事に飛びましょう!
ちなみにこちらの記事がアクセスが多くてオススメです。
特別支援教育とは
特別支援教育は、障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うものです。(引用:文科省)
特別支援学校や特別支援学級で支援を受ける場合は【個別の教育支援計画】や【個別の指導計画】があります。
もちろん通常学級在籍であっても支援を必要とするお子さんの場合は作成されることがあります。
個別の教育支援計画とは
個別の教育支援計画は、障害のある児童生徒の一人ひとりのニーズを正確に把握し、教育の視点から適切に対応するための計画です。この計画は、長期的な視点で乳幼児期から学校卒業後までを通じて一貫して的確な教育的支援を行うことを目的としています。(一部引用:文科省)
具体的には、個別の教育支援計画は以下の点を含んでいます
- プロフィールシート: 児童生徒の基本情報や特性、障害の状況などを記載したシートです。これにより、教育的ニーズを正確に把握できます。
- 支援シート: 児童生徒の支援内容や目標、具体的な支援方法を記載したシートです。教育、心理、医療、福祉、労働、保護者などの関係機関・関係者が連携協力して支援するためのツールです。
- 作成・活用プロセス: 教育的支援は教育だけでなく、福祉、医療、労働などの様々な側面からの取組が必要です。関係機関や部局との密接な連携協力を確保し、児童生徒の生涯にわたって適切な支援を行います。
個別の教育支援計画は、特別支援学級などで障害のある子どもに対して作成されます。
この計画を活用することで教育的支援が一体となり、的確に行われることが重要です。
個別の指導計画とは
個別の指導計画は、児童・生徒の学習意欲と学習成果を向上させるために作成される計画です。具体的な指導内容としては、以下の点が含まれます:
- 学習の進度とペースの調整: 児童・生徒の学習スピードや理解度に合わせて、適切な進度で指導を行います。
- 学習方法の工夫: 個々の特性に合わせて、効果的な学習方法を選定します。
- 個別の補習や補助教材の提供: 学習の際に必要なサポートを提供します。
個別の指導計画は子どもが主体的に学び成果を上げることを目指して作成されます。
(引用:https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/14176.pdf)
表にまとめるとこのようになります。
| 概要 | 作成者 | 目的 | 影響範囲 |
|---|---|---|---|
| 個別の教育支援計画 | 教育委員会や教育機関 | 障害のある児童生徒の個別の特性やニーズに基づいて、教育目標や支援内容、評価方法などを具体的に記載する計画 | 幼児期から学校卒業後までの一貫した支援 |
| 個別の指導計画 | 学校内の教員や専門職(教師、心理士、医師など) | 児童生徒の特性に合わせた指導の方法や内容を明確化する計画 | 学期ごとまたは年間の具体的な指導の目標や内容を盛り込んだもの |
横浜市で特別な支援を受けるためには必ず【特別支援教育総合センター】で相談をする必要があります。
相談をした結果、その子にとって特別な支援が必要と判断をされたときに特別支援教育を受けることができます。
流れの図を貼る

横浜市の場合はこの流れに沿って進めていきます。息子の場合は最初から特別支援学校を視野に入れていましたが、学区の小学校長に連絡をしています。
校長との面談を経て特総センターにおける相談に進むかどうかの判断をしてくださいます。
ちなみに特総センターの就学相談には申し込みの締め切りがあります。
特別支援学校に進学予定の場合は6月末
個別支援学級や通級指導教室の場合は7月末
過去就学相談を受ける必要があるということを知らずに年明けまで過ごしてしまい特別な支援を希望しても受け入れが難しいというケースがありましたので特別な支援を受ける可能性を検討している場合は忘れずに申し込みをしましょう。
通われている児童発達支援事業所のスタッフも地域の特別な支援を受けるまでのフローを知らないことがあります。必ずご自身で自治体のHPなどを確認して情報収集に努めましょう。
冒頭でもお伝えしましたが、今回紹介するお話はもうすでに通常学級に通っていて今後も転級を考えていない人にとってはあまりためになるお話ではないため別の記事に飛びましょう!
ちなみにこちらの感覚特性の記事オススメです。
子どもにとって最適な進学先を検討するためにはそれぞれの学級種の特徴を理解する必要があります。
それぞれの学級種の紹介
いざ、特別な支援を受けることを視野に入れたとしても種類は様々です。
さらに学級種ごとに受けられる配慮の濃度(私が勝手に解釈している印象)が変わります。
※冒頭にも述べたようにもちろん学校単位や担任単位で変わります。
子どもにとって最適な学びの環境を整えるためにはそれぞれの学級種の特徴を理解しておく必要があります。
通常学級
一般的な小学校や中学校のクラスで行われる通常の教育プログラムです。一般的な子どもたちが通うクラスで、基本的な教科を学びます。
通常学級は、多様な生徒が集まり、異なる能力や背景を持つ子どもたちが共に学ぶ場所です。
メリット
✅多様性と交流
✅一般的な学習環境
✅個別のサポート
▼多様性と交流
通常学級では、さまざまなバックグラウンドを持つ生徒同士が交流し、異なる視点から学び合います。
▼一般的な学習環境
一般的な学級で学ぶことで、社会的なスキルや共感力を養う機会があります。
▼個別のサポート
特定のニーズを持つ子どもには、加配教員や特別支援教育支援員がサポートを提供します。
▼呼び方
普通級、一般級など
▼標準人数
40名(小1のみ35名)
▼授業進度
カリキュラムに併せて進行
▼その他
個別の指導が必要な場合は通級指導教室を利用可能
交流級
特別支援学級に在籍しながら、通常の学級で一部の時間を過ごすことができる制度です。特別支援学級で学ぶ一方で、ホームルームや給食の時間など、通常級での活動も行います。
特別活動だけでなく、得意な科目や音楽、体育などの授業も、相談の上で交流級で受けることができます。
メリット
✅柔軟な学習環境
✅社会的な交流ができる
▼柔軟な学習環境
特別支援学級と通常級の両方で学ぶことで、多様な経験を積むことができます。
▼社会的な交流
通常級での活動を通じて、他の生徒との交流や社会的なスキルを養う機会があります。
交流級は子どもの特性やニーズに合わせて選択されます。
例えば得意な体育はみんなと一緒だけど、周囲の音が気になって集中できない科目とかは個別支援学級の教室で受けるなど柔軟に学習環境を提供されることが多いです。
どの環境を選択すべきかは、子どもの特性やニーズ、学習スタイルに合わせて検討していきましょう。将来を見据えながら、安心安全で納得できる環境を選ぶことが大切です。
通級指導教室
通常学級に在籍しながら、一部の授業を別の教室で受ける制度です。
学習や生活で困難を感じている子どもに対して、特性に配慮した指導を提供します。
通級指導教室は、特定の科目やスキルに焦点を当てたサポートを提供する場所です。
横浜市の場合はすべての学校に通級があるわけではないので、子どもにとって必要な学びを提供している学校に移動する必要があります。

メリット
✅専門的なサポート
✅柔軟な学習環境
▼専門的なサポート
少人数で学習できるため、特性に合わせた指導が受けられます。
▼柔軟な学習環境
通常学級とのバランスを取りながら、個別のニーズに応じた学習ができます。
特別支援学級
心や身体に障害を持つ子どもが将来自立できるような教育に重点を置いた学級です。
専門的な知識と経験を持つ教師が指導します。
特別支援学級は、個別の指導計画を作成し、子どもの成長をサポートします。
メリット
✅個別のサポート
✅自立をサポート
▼個別のサポート
少人数制で、子どもの特性に合わせた指導が受けられます。
▼自立をサポート
自立を目指すプログラムが提供され、生活スキルや社会的なスキルを身につけることができます。
▼呼び方
支援級、なかよし学級など
▼標準人数
8名
▼授業進度
「個別の指導計画」に基づいた支援、指導を受ける
▼その他
適応状況や集団活動の必要性に応じて、通常級に移動して活動する交流級を利用可能
特別支援学校
心や身体に障害を持つ子どもが通う学校です。
専門的な知識と経験を持つ教師が指導します。
特別支援学校は、個々のニーズに合わせた教育プログラムを提供します。
学習障害、知的障害、身体障害、視覚障害、聴覚障害など、さまざまな障害を持つ子どもたちが学ぶ場所です。

メリット
✅専門的なサポート
✅自立をサポート
✅個別の指導計画
▼専門的なサポート
少人数制で、子どもの特性に合わせた指導が受けられます。専門的な知識を持つ教員が、個別のニーズに応じた教育プログラムを提供します。
▼自立をサポート
自立を目指すプログラムが提供され、生活スキルや社会的なスキルを身につけることができます。
▼個別の指導計画
子ども一人ひとりに合わせた個別の指導計画が作成され、適切なサポートが提供されます。
これらの選択肢は、子どもの特性やニーズに合わせて検討し、相談しながら柔軟に対応することが大切です。
それぞれの特徴を表にするとこのようになります。
| 正式名称 | 一般的な呼ばれ方 | 人数 | 個別の指導計画の有無 | 授業速度 | 学びの特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 通常学級 | 通常級、一般級、普通級 | 40名(小1のみ35名) | なし | カリキュラムに併せて進行 | 通常の学級での学習 | 児童・生徒同士の交流が多い\幅広い学習機会 | 人数が多く、個別のサポートが限られることがある |
| 通級指導教室 | 通級 | 一部の授業を通常の学級とは別の通級指導教室で受ける | あり | 子ども一人ひとりの特性に合わせた授業 | 学習や生活の困難を解消 | 小規模なクラスでの学習\ 個別の指導が受けられる | 通常の学級との連携が必要 |
| 個別支援学級 | 支援級、なかよし学級 | 8名 | あり | 「特別の教育課程」を編成し、自立活動などの特別の指導 | 長期的な視点で一貫した支援 | 個別のニーズに合わせた指導\専門的な支援が受けられる | 人数が少ないため、交流が限られることがある |
| 特別支援学校 | 通称「特支」 | 6名程度(クラスにより異なる) | あり | 特別支援学級に在籍している | 専門的な支援を提供 | 専門的な指導が受けられる\生活技能のトレーニング | 一般の学級との交流が限られることがある |
特別支援学校の一日例(息子の場合)
2024年4月から息子は横浜市内の特別支援学校に通っています。
息子は持病の関係で起床してから家を出発するまでに呼吸器を使って心拍を落ち着かせる必要がありますのでやや早起きですが、1日の流れを紹介します。
起床から帰宅までの1日の流れ
6:45 起床
7:00 朝食
7:30 呼吸器装着
8:55 家出発
9:05 通学バス停留所到着
9:10 通学バス出発
〜学校と放デイで過ごす〜
18:00 放デイから送ってもらい帰宅
学校と放デイで過ごす
▼特別支援学校の時間割例


何となく似ている支援学校さんの時間割がありました。
前述した表にも記載があるよう横浜市の場合は特別支援学校は最大1クラス6名です。

今年度1年生は5人クラスでした。
しかも息子の学校は教室内に4人先生が居てくださるので手厚いサポートを受けられます。
さらに個人的に非常に嬉しいのは息子が通っている特別支援学校は子どもの好きにフォーカスしてくださっている印象です。
タンバリンでみんなに開始終了を教える係
ひめくりカレンダーを破る係など
ちなみに息子は手遊び歌で先陣切って踊る係です。笑
私のx(@sukeryoiku)で発信している自分らしく楽しく生きていくというテーマにピッタリの特別支援学校はお世辞抜きで最高です。
▼放デイ
職業柄放デイの選び方はめちゃくちゃ気をつけました。
SNSを見ると説明と実態がかけ離れている事業所があるという噂を散見します。噂だけや口コミだけで外側から事業所の良し悪しを判断するのは難しいので実際に利用している保護者からの評価シートというものを参考にすることをオススメします。
事業者はこの評価シートを開示することが必須なので基本的には開示をしていますが、
開示をしていないということはそういったコンプライアンスの情報キャッチができていないという風にも捉えることができるので大前提として自己評価シートの有無でもスクリーニングをすることができます。
こちらの記事で放デイの選び方について解説をしているのでご覧いただけましたら幸いです。
また、放デイランキングという記事もありますので併せてご覧ください!
ちなみに我が家が選択した放デイは
・送迎がある
・自宅から近い
・息子が楽しめそうな活動(音楽や体を動かす遊び)を実施している
という点を重要視しました。
持病の兼ね合いで体力面が心配なので、週一スタートですがいずれ体力がついてきたら週5で利用する旨をお伝えしています💡
無理せず息子のペースで社会復帰ができたらと思っています。
特別支援学校はオワコンではない
むしろ最先端の教育を受けられると言っても過言ではないと思います。
校長先生との面談で一番最初に聞いてきたことが「お子さんの好きなことは何ですか?」「得意なことは何ですか?」です。
iPadのことを伝えると「授業する時はiPad使って楽しくやりましょうね」と笑顔で即答してくださったことをものすごく印象的です。
まとめ
ここまででたくさんの情報の通知をしてきました。
学級種によって大人の人数やサポートの濃淡などがわかってきました。どの進路を選択しても間違いではありません。
出会った仲間とたくさんコミュニケーションをとり、子どもにとって最適な選択肢だったといえるような環境作りを先生と保護者で作り上げていきましょう!
紹介した内容をもとに最終的に意思決定をするのは保護者かもしれませんが、実際に通学するのは子ども本人です。
保護者の考えが先行してしまい、子どもの声を聞き逃すことがないように注意してくださいね。
今回の記事で子どもにとって最適な学校環境が理解できたと思います。
一日の中で一番長く過ごすのが学校ですが、自宅と同じくらいの時間を過ごすのが放課後等デイサービスでもあります。
放課後等デイサービスでも子どもが自分らしく楽しく生きていくために慎重に選択しましょう!
【放デイの選び方内部リンク】
【発達障害児の偏食】5つの原因と効果のあった対応方法【専門家が徹底解説】

一部PRを含みます。
これまでは自宅で準備をしていたから偏食もそこまで気にならなかったけど、
- 食べられるものが10種類も何もない
- 給食を食べないから体力的に心配
- 栄養の偏りが心配
4月から園や学校に行き始めると給食になることから偏食に関連して突然不安に思うことが増えてきます。息子の場合、昼食は7割型カップ焼きそばかカップラーメンとルーティーンが決まっています。
就学するとそのルーティーンを崩さざるを得ません。
偏食とはいっても実は数種類食べられるだけで栄養面は十分です。
なぜならすでに食べられるものの中にうまいこと栄養源を散りばめることは可能だからです。
私は児童発達支援事業所と放課後等デイサービスで働いて10年が経ちました。これまで500人以上のこどもたちと関わり、さまざまな支援を届けてきました。
さらに息子は最重度知的障害・自閉スペクトラム症・身体障害(自立歩行困難)があります。
そんな息子は2024年4月から特別支援学校に就学します。
支援者でありながら障害のある子どもの保護者としての観点で発達に関連する情報を提供しております。
これは非常にわかりやすい👀
— すけぽん🚀| 息子が自分らしく楽しく生きていく場所を創る (@sukeryoiku) 2024年3月25日
感覚が統合されていくと学習するための集中力や自己肯定感などの発達を促していく。
無意識的に感覚が入力されやすい前庭覚や固有受容覚の活動はこんなやつ。
子どもにとって成功体験は重要で、次もやってみたいにつながる💪🔥
引用:札樽・すがた医院 pic.twitter.com/bjYCPJ47rS
小学校低学年から高校生までの社会性の発達段階も見つけた😃
— すけぽん🚀| 息子が自分らしく楽しく生きていく場所を創る (@sukeryoiku) 2024年1月19日
環境に適応できずにちょっとトラブルを起こしてしまうようなお子さんは何かで苦手さがあると思うんだが、
社会性の部分でアセスメントができると習得する必要があるのか、向き合って生きていくのかの判断がしやすくなっていくかも。 pic.twitter.com/hLUztRd7za
赤ちゃんから高校3年生までの情緒的な発達段階です。
— すけぽん🚀| 息子が自分らしく楽しく生きていく場所を創る (@sukeryoiku) 2024年1月24日
幼稚園児がケンカしている場面を目撃したときに「相手はどう思うかな?」と叱らずに、問いかける関わりも多いし一般的にイイネ!とされていますが、7歳相当なので実際問題子どもは理解していない可能性が...😅
引用:NPO法人高卒支援会さん pic.twitter.com/jg156fyYQL
社会性の発達段階でいいの見つけた。
— すけぽん🚀| 息子が自分らしく楽しく生きていく場所を創る (@sukeryoiku) 2024年1月13日
他児と上手く遊べずに独り占めしたり、手が出ちゃうお子さんは社会性の発達段階の観点でもアセスメントができると支援の幅が広がるよ! pic.twitter.com/RxP0l2Q29o
X(旧Twitter)ではこのような発達に関連するポストをしておりますので、ぜひフォロー(@sukeryoiku)をお願いします(^^)/
5秒ハイライト
- 偏食外来で何をするのかわかる
- 我が家の偏食対策を知れる
- 偏食の子どもが獲得したいスキルを知れる
結論から伝えると偏食のある子どもでもジュースやお菓子で栄養摂取をすることができます。
息子の場合は偏食ゴリゴリですが、3種の神器を使って乗り越えています^^;
そもそも偏食とは
偏食とは、特定の食品を嫌って食べない、あるいは限られた食品ばかりを好んで食べるような偏った食事をすることを指します。日本語の「偏食」は栄養学の創始者である佐伯矩による造語であるとされています。
偏食の種類
偏食は大きく2種類に分けられます。
- 拒否型:特定の食品を拒否して食べない
- 選択型:特定の食品ばかりを好んで食べる
息子の場合はどちらかというと【選択型】です。
食べられる物は「フライドポテト」「唐揚げ」「チキンカツ」「エビフライ」といった揚げ物ばっかり。。。
さらに「焼きそば」「ラーメン」「焼きおにぎり」などと基本的に茶色い。。。笑
職業柄偏食の子どもたちと接する機会が多いですが、偏食の人ってなぜか茶色いものとかジャンキーなものを食べられる率が高いです。なぜだろう。笑
偏食の原因
偏食の原因は様々ですが、以下のようなものが挙げられます。
- 味覚や嗅覚:苦味や酸味などの味や、独特の匂いを持つ食品を嫌がる
- 食経験:過去に嫌な思いをした食品を避けようとする
- 感覚過敏:特定の食感や温度の食品を受け付けない
- 発達障害:感覚過敏やこだわりなどが原因で偏食になる
- 家庭環境:親の偏食の影響を受けたり、食事の時間が不規則だったりする
味覚や嗅覚
子供は大人よりも味覚や嗅覚が敏感であり、苦味や酸味などの味や、独特の匂いを持つ食品を嫌がる傾向があります。特に、以下の味覚や嗅覚が偏食に影響を与えます。
- 苦味:苦味は、毒物を連想させる味覚です。そのため、子供は本能的に苦味を避けようとする傾向があります。
- 酸味:酸味は、腐敗した食品を連想させる味覚です。そのため、子供は酸味を避けようとする傾向があります。
- 独特の匂い:魚や肉、野菜など、特定の食品には独特の匂いがあります。これらの匂いを子供は嫌がる場合があります。
私たちが感じ取れないような僅かな匂いが気になって苦手になることもあるということを認識しておきましょう。
食経験
過去に嫌な思いをした食品を避けようとするのも、偏食の原因の一つです。例えば、以下のような経験が偏食につながります。
- 食べ物を吐き戻した:苦い薬やまずい食べ物などを吐き戻した経験があると、その食品をトラウマとして避けようとする場合がある。
- むせた:硬い食べ物や大きい塊状の食べ物をむせた経験があると、その食品を怖がって食べようとしない場合がある。
- 無理強いされた:嫌いな食べ物を無理やり食べさせられた経験があると、食事に対してネガティブなイメージを持ち、偏食につながる場合がある。
私自身も幼少期に偏食でした。(今は好き嫌いのレベルで落ち着いています)
幼稚園の親子参観で当時大っ嫌いだった卵焼きがお弁当に入っていて、当時の私が食べないと知っていても母親は彩りを考えて入れていただけだと思います。幼いながらに親子参観で「いいところを見せよう」という思いがあったんでしょうね。
嫌いな卵焼きを口に入れたらたくさんの保護者の前で🤮しました。
あとから考えると誰も悪くないですが、その経験から甘いもの全般が嫌いになりました。
感覚過敏
感覚過敏とは、特定の感覚に対して過剰に反応してしまうことです。感覚過敏が偏食に影響を与える場合、以下のような症状が現れます。
- 食感:特定の食感(例:ザラザラ、ゴツゴツ、ネバネバ)を嫌がる
- 温度:熱い食べ物や冷たい食べ物を嫌がる
- 音:食べ物を噛む音や食器の音が気になる
食感はなんとなく嫌だということがイメージできますが、温度や噛んでいる時の音なども偏食の要因になり得るということを知っておくとできるだけ原因を特定しやすくなるかもしれません。
発達障害
感覚過敏やこだわりなどが原因で偏食になることがあります。
「こだわり特性」がある場合には、特定の味や食感のものしか食べない(もしくは特定のものを食べない)ケースがあります。
「ハイコントラスト知覚(白か黒か、0か100かなど極端な捉え方)」がある場合は、今ある知識や過去一度の経験によって「すべてそうである」と思い込むなどの誤学習をしやすいと言われています。(引用:ハッピーテラスさん)

息子の場合は見た目の色で条件づけたりします。
「唐揚げ美味しい=茶色いものが美味しい=茶色しか食べない」
「野菜まずい=緑のものはマズイ=緑のものは除外する」
「ラーメン美味しい=麺類はおいしい=麺類は食べれる」
初見のもので最初は全力拒否をしていても、我が家では1回ルールを導入しているので一度口の中に入り、大丈夫な味だった場合はそのまま食べ続けるということも稀にあります。笑
最近はホッケ食べました🐡
家庭環境
親の偏食の影響を受けたり、食事の時間が不規則だったりすることも、偏食の原因になります。
親が偏食していると、子供も偏食になりやすいと言われています。また、食事の時間が不規則だと、子供の食欲が低下し、偏食につながる可能性があります。
家庭環境も偏食に影響を与えることがあります。以下のような家庭環境は、子供の偏食につながる可能性があります。
- 親の偏食:親が偏食をしている場合、子供も偏食をする可能性が高くなります。
- 食事の時間が不規則:食事の時間が不規則だと、子供は食欲が湧かず、偏食につながる場合があります。
- 食事中のテレビ視聴:食事中にテレビを見ていると、子供は食事に集中できず、偏食につながる場合があります。
私自身が揚げ物好きなので、息子も完全に移ってしまいました(^^;;
さらに息子の場合は白血病の治療の過程で食欲がわかずに食べられる物なら好きなものを食べ続けるでもOKという時期があったことも関係していそうです。
偏食の対策
偏食を改善するには、以下のような対策が有効です。
- 子どもの好き嫌いを受け入れる:子供の好き嫌いを否定せず、まずは子供の気持ちを受け入れることが大切です。
- 食事を楽しむ雰囲気を作る:家族で楽しく食事をすることで、子供が新しい食品に挑戦しやすくなります。
- 少量から試してみる:子供が嫌がる食品でも、少量から少しずつ食べさせてみましょう。
- 調理方法を変える:子供の好きな味や食感に近づけることで、食べやすくなることがあります。
- 栄養補助食品を活用する:偏食がひどい場合は、栄養補助食品を活用して不足しがちな栄養素を補うこともできます。
我が家で取り入れている偏食対策について順番に紹介していきます。
こどもの好き嫌いを受け入れる
まず我が子がどんなものを食べられて食べられないのかを把握する必要があります。「なぜ食べられないのか」といった背景を理解することが重要です。
感覚特性によるものなのか、障害特性によるこだわりやルーティーンによるものなのか。単なる食わず嫌いなのかなど。
過去にこちらの記事で感覚特性についてアセスメントできるシートを紹介しているのでぜひご覧ください👀
さらに食べられるものの中から共通点を探すことで、次にチャレンジできるものを見つけられる可能性もあります。
食事を楽しむ雰囲気を作る
実は私が幼少期も異常な偏食がありました。偏食のため食べられる物が少なく、ちょびちょび食べては嗚咽していたため毎回食卓に一人ぼっちで残されていました。
そして母親から「もういいです」と言われるのを待っていて【食事=嫌なもの】という認識をしていました。
偏食のある息子にはそのような思いを植え付けたくなかったことと、【食事=楽しいもの】という認識をしてもらうために我が家では食事中もiPadで動画を見ながら食べています。
これはもちろん賛否両論あるかと思います。
夫婦で相談をして我が家では食事という行為が嫌いになるよりかは好きなことをしてでも栄養摂取をすることを評価しました。
導入する場合は夫婦で共通認識を持つ必要があると思うので、よく夫婦間で相談をしてくださいね。
少量から試してみる
息子は良くも悪くも10秒ルール/1回ルールが入っています。
我が家では初めてチャレンジをするものは「一回だけ」「あと10秒」などと声をかけてチャレンジしています。
仮にそこで食べたり口に入れられなかったとしても唇に触れることができたら夫婦で拍手喝采です。
息子の傾向として食わず嫌いで拒否をしていることもあります。
一度口に入れて受け入れられる味の場合はそのまま食べることがあります。
もしそこで拒否が出た場合は本気で嫌いなものなので食べられないリスト入りです。泣
食べられないリスト入りしたものは本当に嫌い可能性が高いので食卓には並べません。
調理方法を変える
息子の特徴で例を出すと嫌いな物が目に入ることを非常に嫌う傾向があります。
逆にいうと食べられるリストの中に刻んで入れると食べられることがあります。
なぜかわかりませんが幸いなことに餃子を食べられるのでその中に野菜を入れて2週間に1回くらいで餃子で栄養補給をしています。笑
ちなみに餃子の中身は
ニンジン、えのき、ニラ、キャベツ、ひき肉、しいたけ、にんにくと結構盛りだくさんにぶちこんでいます。
食べられると言ったものの餃子の断面(野菜)を見てしまうと食べなくなるので、お皿に並べるレイアウトが非常に重要です。笑
さらに揚げ物好きということを利用して、ナゲットの中にニンジンを擦り込んで入れたりしてます。
妻に感謝。本当にありがとう。
栄養補助食品を活用する
我が家の3種の神器はこちらです。

ジュニアプロテインは本来の量に対して1/3くらいしか摂取しませんが野菜ジュースに混ぜて飲んでいます。
ジュニアプロテインはマスカット味なので味変はあまり気になりませんでした。息子も入れられているとも知らずに平気で飲んでいます😅
ただ注意したいところは溶けにくいことで、コップの底に溶け残りみたいなものを発見してしまうとコップを捨てます。泣
ベジたべるはスーパーでも売っているスナック菓子ですが、裏面を見ると結構栄養素が入っていて(本当に入ってると信じている)カロリーも抑えめで罪悪感皆無です…!笑
持病で通院もしているので主治医に相談をしたら薬と一緒にサプリも処方してもらい、上記に加えてビタミンや亜鉛なども薬と一緒に服用しています。
偏食のある子どもが獲得しておきたいスキル
感覚特性や障害特性による偏食は一定仕方のないことだと思っています。
苦手なものをトライし続けて克服できたことの方が少ないと思いますし、特性を変えるということは不可能に近いと思います。
ただ、このブログのコンセプトにもなっているように【自分らしく楽しく生きていく】力を身につけてほしいと親として強く願っています。
特性だからと周囲の大人に嫌いなものを除けてもらう配慮ばかり求めるのではなく、
自分で嫌いなものを取り除く力が必要だと考えて我が家では嫌いなものは自分で小皿に分けるという練習をしています。

この学習の仕組みは簡単で、仕分けすると嫌いなものがなくなるので、自然とこの行動が強化されていきます。
はじめのうちは息子の背後から一緒に嫌いなものを小皿に移す練習を行います。続けて嫌いなものを床に捨てようとしたタイミングで小皿を指差ししたり声をかけて「嫌いなもの=小皿に乗せる」を思い出させます。
それを何度か繰り返し行うことでこの写真のように大好きな焼きそばから嫌いなもやしを取り除けるようになりました。
偏食の子どもを持つ保護者の皆さんの参考になりましたら幸いです。
最後に
偏食にはさまざまな背景があります。
過去の経験や、障害特性や感覚過敏など。
保護者としてもちろん食べてもらいたい気持ちはわかります。ただ、嫌いなものを無理やり食べさせようとして嫌な経験が続いてしまった場合どうなってしまうのか想像してみてください。
私たち保護者の最終的なゴールは野菜を食べさせることではなく、子どもを大人になるまで成長させることです。
子どもの人生にとって何が大切なのかを考えて子どもと関わっていけるようにしましょう💡
ちなみに感覚特性を知りたい場合はこちらの記事でアセスメントすることができるので、ぜひご覧ください。
障害児育児で父親がやるべき役割3選【専門家が徹底解説】

「障害児育児は母親だけのもの?」
障害児を持った家庭ではそれ以外の家庭と比較するとどうしても踏ん張らなければならない場面が幾度となく訪れてきます。
その踏ん張る場面において、正面から立ち向かっていくほとんどが母親で、残念なことに父親の大多数は母親の苦悩に気づいていないことが多いです。
実は、父親の積極的な関わりは、子どもの成長と母親の負担軽減に大きく貢献することが分かっています。
障害児育児において父親の理解と協力は絶対的に必要です。
この記事では、障害児育児における父親の役割と、具体的な関わり方について解説します。
結論から言うと、父親は「支え役」「情報収集役」「社会との繋ぎ役」として、母親と協力しながら育児に参加することが大切です。
この記事5秒ハイライト
💡父親に依頼したいことがわかる
💡父親の明確な役割がわかる
💡父親が子どもに与える影響がわかる
なぜ父親の協力が必要なのか
父親の協力があることで大変な時期の母親の苦悩に気づいて、母親と子どもを受容し、感情の波を穏やかに過ごせるようにサポートをすることができます。
さらに現実を正面からどっしりと受け止める態度を取ることができたら母親の精神的なストレスは緩和され、良好な家庭環境を作ることができます。
父親も職場では役割を背負う年齢になっていき、時間通りに出勤帰宅が難しくなってきているのも事実あります。
父親自身が大変だからと「ママよろしく!」という態度をとってしまい、ママが療育に育児・家事と忙しく動き回っていても無関心を装うことが多いわけです。
とはいえ父親としても一切子どものことに興味がないわけではなく、心の中では何かをしたい気持ちはあります。
ただ、どのように関わればいいのかわからない不器用なだけなんです。
こんな時に専門家から指導やアドバイスを受けている母親が父親に対して子どもとの関わり方のモデリングをして家族みんなで過ごすという機会を設定していくと父親の不安は緩和されていきます。
ぎこちない父親の動きを「下手くそ」「なんでできないの?」「もっと〇〇して」という言葉を父親に浴びせてはいけません。
誰でも最初はうまくできないので正直微妙だなと感じたとしても大袈裟なくらい「パパ上手だね」「めっちゃ笑ってるね」のように褒めることで障害児育児参加がスムーズになっていきます。
参加の機会が増えれば子どもの特性理解も深まるし、母親の大変さを身をもって痛感できるでしょう。
そして最後は母親が安心して前向きに子どもと向き合えるように経済的・心理的に整えることが父親としての最大の役割です。
父親の役割
父親の役割はこの3つになります。
- 母親の支え役
- 情報収集役
- 社会との繋ぎ役
1.母親の心の支えとなり、負担を軽減する
母親は、障害児の療育や日常生活の世話に多くの時間を費やすため、精神的・身体的に大きな負担を抱えやすいです。
父親は、家事や育児を積極的に分担することで、母親の負担を軽減し、心の支えとなることができます。
具体的には、以下のようなことができます。
- 家事の分担:掃除、洗濯、料理など
- 育児の分担:入浴、着替え、遊び相手など
- 母親の休息時間確保:家事や育児を担い、母親がゆっくり過ごせる時間を確保する
そんなもん知ってるよと言われるような内容ですが、結構重要です。
子どもの年齢が小さい時にどれだけ夫婦で協力できたかでその後の夫婦関係の良し悪しに影響が出るというデータがあります。

さらに母親の育児負担は、父親の育児参加によって軽減されることが研究で示されています。
富山大学の研究によると、父親の育児参加時間が長いほど、母親の心理的苦痛が提言する可能性があることが分かりました。
父親が家事や育児を積極的に分担することで、母親は休息やリフレッシュの時間を得ることができ、心身ともに健康を維持することができます。
2.情報収集で不安を解消し、適切な療育・支援につなげる
障害児の療育や支援制度に関する情報は、複雑で分かりにくい場合があります。
父親は、積極的に情報収集を行い、母親と共有することで、適切な療育や支援を受けることができます。
障害児育児に対してできることで貢献するという視点は必要ですね。
仕事をしていて、難しい文章などを読みなれている父親が情報の理解を深めることでとても頼りになるシーンがでてくるのではないでしょうか。
具体的には、以下のようなことができます。
- インターネットや書籍で情報収集する
- 療育機関や支援団体の相談会に参加する
- 他の障害児を持つ親御さんと交流する
私もそのうちの一人ですが、X(旧Twitter)でも障害児の父親のアカウントをよく見ます。自らが積極的に情報収集をしている人は子どものことを考えているような印象を持ちます!
この機会に私のX(@sukeryoiku)をフォローしましょう!
夫婦感における情報共有の重要性
父親が収集した情報を母親と共有することで、共通認識を持ち、協力して育児に取り組むことができます。
支援をしていくのに孤立させないことはとても重要です。
現状、育児をしている母親の約80%が孤立を感じています。

父親が積極的に情報収集をして、その情報を母親に共有をすることが孤独を感じずに一緒に立ち向かっていけている感覚を得られるでしょう。
3.社会との繋ぎ役として、子どもの社会性を育む
障害児は、地域社会との関わりが少ない場合があります。
父親は、積極的に地域社会と繋がることで、子どもの社会性を育むことができます。
具体的には、以下のようなことができます。
- 地域のイベントに参加する
- 他の子供たちと遊べる場所を探す
- 障害児を持つ親御さんの交流会に参加する
早期療育について、「本当に効果があるの?」と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。子どもの成長が目的でもありますが、保護者同士のコミュニティを作ることも目的の一つとしています。
児童発達支援ガイドラインより抜粋
家族支援 障害のある子どもを育てる家族に対して、障害の特性に配慮し、子ど もの「育ち」や「暮らし」を安定させることを基本に、丁寧な「家族支 援」を行うことが必要である。 特に、保護者が子どもの発達を心配する気持ちを出発点とし、障害が あっても子どもの育ちを支えていける気持ちが持てるようになるまでの 過程においては、関係者が十分な配慮を行い、日々子どもを育てている 保護者の思いを尊重し、保護者に寄り添いながら、子どもの発達支援に 沿った支援が必要である。
※児童発達支援ガイドラインに飛びます
障害児育児は通常の育児と比較するとしんどさを感じる局面が幾度となく訪れます。
しんどさを感じているときに社会と孤立してしまうことはリスクとされています。子どもとその家族が社会から孤立しないように早期から社会とつながっておくことをオススメします。
そこで父親が情報収集した内容をもとに事業所を選択して社会から孤立しないようにサポートをしていきましょう。
事業所の選び方はこちらの記事を参照ください。
放デイの選び方で解説をしていますが、児童発達支援でも同様の考え方をすることができます!
具体的な関わり方:親子関係を築き、成長を促す
子どもと積極的にコミュニケーションを取る
障害の有無に関わらず、子どもにとって父親は重要な存在です。
父親として子どもと積極的にコミュニケーションを取ることで、親子関係を築き、子どもの成長を促すことができます。
具体的には、以下のようなことができます。
- 話を聴く:子ども目線で話を聞き、共感し、気持ちを尊重する
- 一緒に遊ぶ:絵本を読んだり、おもちゃで遊んだり
- スキンシップを取る:抱きしめたり、頭を撫でたりして愛情を表現する
父親も育児を楽しむ
障害児育児は大変なことも多いですが、同時に多くの喜びや感動を与えてくれます。父親自身が育児を楽しむことで、子どもとの関わりもより充実したものになり、父親自身の成長にもつながります。
育児を楽しむために最初はお出かけですね!
神奈川県バージョンではありますが、記事の後半部分で障害児がお得に楽しめるスポットを紹介しております。
母親と協力し、二人三脚で育児に取り組む
障害児育児は、夫婦二人三脚で取り組むことが大切です。父親は、家事・育児を分担し、母親と協力することで、母親の負担を軽減し、育児をよりスムーズに進めることができます。


また、母親の気持ちに理解を示し、尊重することで、母親との信頼関係を築き、育児に対するモチベーションを高めることができます。
さらに、定期的に話し合い、育児方針を共有することで、共通認識を持ち、一致団結して育児に取り組むことができます。
父親が今日からできること
- 家事・育児を分担し、互いに支え合う
- 母親の気持ちに理解を示し、尊重・共感する
- 定期的に話し合い、育児方針を共有する
- 母親の休息時間を確保する
父親の仕事は一言でいうと【母親の休息時間の確保】に尽きます!
データで見る父親の役割の重要性
父親の育児参加が子どもの発達に与える影響
【父親の育児参加と幼児期子どもの社会性の発達に関する研究】によると、父親が積極的に育児に参加する家庭の子どもは、言語能力や社会性の発達が良好である傾向があることが分かっています。
また、父親との関わりが深い子どもは、自己肯定感が高く、情緒的に安定している傾向もあります。さらに、父親との遊びを通して、創造性や問題解決能力が育まれることも示されています。
父親の育児参加率の現状と課題
近年、父親の育児参加率は向上しているものの、依然として母親との差は大きいという現状があります。父親の育児参加を阻む要因として、仕事や家事の負担、社会的な理解不足などが挙げられます。父親が育児に参加しやすい環境づくりが求められています。



それぞれ家庭の状況が異なるので良いとか悪いとかはありませんが、コロナ禍以降父親の在宅ワークが増えた影響で家事育児に関心を持って取り組むようになっている印象です。
父親の家事育児参加の風潮が来ていますので、皆さん波に乗り遅れないように頑張りましょう💪🔥
父親向けの育児支援
父親向けの育児講座やワークショップが各地で開催されています。また、父親同士の交流会や相談会など、情報交換や悩み相談の場も設けられています。さらに、企業や自治体による育児休暇制度や育児支援制度の充実も進んでいます。
まとめ:父親の積極的な関わりが未来を変える
結論として、父親は障害児育児において重要な役割を担っています。
父親の積極的な関わりは、障害児育児における母親の負担軽減と子どもの成長に不可欠です。
支え役、情報収集役、社会との繋ぎ役として、母親と協力しながら育児に参加することで、子どもの成長と母親の負担軽減に貢献することができます。
障害児育児は、決して簡単ではありません。
しかし、父親が積極的に関わることで、より楽しく、充実した子育てを送ることができるのです。
社会全体で父親の育児参加を推進し、障害児を持つ家族がより充実した生活を送れる環境を整備することが重要です。
父親自身が積極的に育児に取り組み、子どもの成長を喜び、家族の幸せを築いていきましょう...!
VAKで広がる!障害児とのコミュニケーションの扉~視覚・聴覚・体感覚から学ぶ、わが子の個性に合わせた接し方~

「我が子の個性や感覚に合わせた関わり方がわからない…」
「自信を持って接したいのに、どうしていいか迷ってしまう…」
そんな悩みを抱えていませんか?
このブログ記事では、NLP(神経言語プログラミング)に基づくVAK診断を活用し、障害児のタイプに合わせた効果的なコミュニケーション方法を紹介します。
この記事を読むことで
この記事5秒ハイライト
- VAKとは何か、その仕組みをわかりやすく解説
- 子どものタイプを理解し、適切なアプローチを取ることができる
- 子どものタイプ別に合わせた具体的なコミュニケーション方法のヒントと実践例
- タイプ別・具体的な関わり方のヒントと実践例
VAKモデルとは?
VAKモデルは、アメリカの心理学者リチャード・バンドラーとジョン・グリンダーによって開発されました。
人は五感を通して情報を収集しますが、その中でも最も多くの情報量を処理する感覚を「優位感覚」と呼びます。
VAKは、人の情報処理スタイルを3つのタイプに分類したものです。
- 視覚優位(Vタイプ): 視覚的な情報から情報収集や理解を行う
- 聴覚優位(Aタイプ): 聴覚的な情報から情報収集や理解を行う
- 体感覚優位(Kタイプ): 体感覚や感情を通して情報収集や理解を行う
それぞれのタイプは、情報処理やコミュニケーション、学習方法などに違いがあります。
VAKモデルは、この優位感覚を3つのタイプに分類することで、個人の情報処理の傾向を理解しようとするものです。
発達障害児育児におけるVAK診断の重要性
発達障害児は、感覚過敏や感覚鈍麻など、情報処理に偏りが見られる場合があります。
VAK診断は子どもの情報処理スタイルを理解し、それぞれの特徴に合わせた関わり方を実現するためのヒントとなるツールです。
個々に合わせた関わり方を実践することで、親子間のコミュニケーションが円滑になり、子どもの成長を促進することができます。
VAK診断の受け方
VAK診断は、無料の診断テストも多数公開されています。ここでは代表的なテストを紹介していきます。
別サイトを参考にスプレッドシート版も作ってみました💡

複数のテストでやってみることで結果の客観性や正確性が上がるかもしれませんね!
VAK診断に基づいた障害児との関わり方
前の章で紹介したアセスメントツールを使って子どもや保護者自身のタイプがわかりました。
この項目ではそれぞれのタイプの特徴と子どもに変換したときにどのような対応をしたらいいのかを紹介していきます。
冒頭でも紹介しましたが、VAKには3つのタイプがあります。
- 視覚優位(Vタイプ)
- 聴覚優位(Aタイプ)
- 体感覚優位(Kタイプ)
この3つのタイプについて順番に解説していきます。
視覚優位(Vタイプ)
視覚優位タイプは、情報を処理する際に視覚的な情報に最も影響を受けるタイプです。
特徴
視覚優位タイプは、周囲の情報収集や理解において、視覚的な情報に大きく依存します。絵や写真、動画などの視覚的な情報は記憶に残りやすく、空間認識能力や方向感覚にも優れています。整理整頓が得意で、視覚的に整頓された環境を好みます。
論理的思考力や分析力にも優れており、抽象的な概念よりも具体的なイメージで理解する傾向があります。説明する際は、図表やイラストなどを活用し、身振り手振りなど、ジェスチャーが豊かになるのも特徴です。
話す速度は早口になる傾向があり、目線は上向きに。会話の中で、「見える」「イメージ」といった視覚に関する表現を多用するのも視覚優位タイプの特徴です。
コミュニケーション方法
視覚優位タイプとコミュニケーションをとる際には、視覚的な情報を多用することが重要です。図表やイラスト、写真などを積極的に活用し、ポイントを箇条書きにして説明すると効果的です。ホワイトボードや黒板を活用するのも良いでしょう。
話す速度はゆっくりと、はっきりとした声で話すように意識し、相手の目を見て話すことも大切です。身振り手振りなどを活用し、早口にならないように意識しましょう。抽象的な表現は避け、具体的なイメージで説明するも効果的です。
視覚優位タイプとのコミュニケーションで注意すること
視覚優位タイプは、視覚的な情報が不足していると、理解が難しいと感じてしまうことがあります。抽象的な表現や比喩は理解しにくい傾向があります。
強みと弱み
視覚優位タイプの強みは、情報収集や理解が早く、論理的思考力や分析力に優れていることです。空間認識能力や方向感覚にも優れており、整理整頓が得意です。
一方、視覚的な情報がないと理解しにくい、抽象的な表現が理解しにくい、早口で話してしまうといった弱みもあります。
まとめ
視覚優位タイプと上手にコミュニケーションをとるためには、視覚的な情報を多用し、ゆっくりと、はっきりとした声で話すことが大切です。抽象的な表現は避け、具体的なイメージで説明するようにしましょう。
情報処理
- 視覚的なイメージで情報を処理し、記憶する。
- 図表やイラスト、映像などを好んで利用する
- 空間認識能力に優れている。
- 文字を読むことも得意
- 見た目や印象を重視する。
- 情報を整理する際は、頭の中でイメージを整理する
コミュニケーション
- 話すときには、具体的なイメージ(視覚的な比喩や例え)を交えて説明する。
- 話す際は、図・イラスト・ジェスチャーなど視覚的な表現を多用する
- 相手の表情や服装をよく観察する。
学習
- 視覚的な情報が豊富な教材や資料で学習するのが効果的
- ホワイトボードやマインドマップなどを活用する。
- 図解やイラスト付きの説明書を好む。
- 見ながら覚える、イメージしながら理解するといった学習方法が得意
その他
- 整理整頓が好きな傾向がある
- 時間やスケジュールを視覚的に管理し厳格
- 目標達成志向。
- 几帳面で計画的。
- 見た情報をよく覚えている
- 過去に見た風景や場面などを鮮明に思い出すことができる
- 美術館や映画館など、視覚的な刺激を得られる場所を好む
視覚優位タイプの子どもには
- 絵カードや写真、動画などを活用する
- 視覚的にわかりやすいスケジュール表や行動計画の作成
- 一緒に絵本を読んだり、イラストを描いたりする
- 図表やイラストで説明する
- ジェスチャーや表情を豊かに使う
- 絵カードや写真、イラストなどを活用したコミュニケーション
このような関わりをすることで飲み込みが早かったり、指示が届くようになるかもしれません。
聴覚優位(Aタイプ)
聴覚優位タイプは、情報を処理する際に聴覚的な情報に最も影響を受けるタイプです。
特徴
周囲の情報収集や理解において、音声情報に大きく依存します。音楽や人の声、講演などを好んで聴き、指示を理解する際も音声での説明が効果的です。記憶力は音読や聞き流しで鍛え、論理的な説明よりも具体的な事例や体験談を好みます。
話す速度はゆっくりで、声のトーンや抑揚に富みます。目線は相手と合わせ、「聞こえる」「話す」といった聴覚に関する表現を多用する傾向があります。
コミュニケーション方法
聴覚優位タイプとコミュニケーションをとる際には、ゆっくりと、はっきりとした声で話すことが重要です。声のトーンや抑揚を意識し、相手の目を見て話すようにしましょう。質問を投げかけ、対話形式で話すのも効果的です。
音楽や音声教材を活用し、静かな環境で話すことも大切です。抽象的な表現は避け、具体的な事例や体験談を用いて説明しましょう。
聴覚優位タイプとのコミュニケーションで注意すること
早口で話すと、理解が難しいと感じてしまうことがあります。抽象的な表現も理解しにくく、雑音が多い環境だと集中できないことがあります。
強みと弱み
聴覚優位タイプの強みは、情報収集や理解が早く、記憶力に優れていることです。コミュニケーション能力も高く、周囲の人との協調性を大切にする傾向があります。
一方、早口で話すと理解しにくい、抽象的な表現が理解しにくい、雑音が多い環境だと集中できないといった苦手さもあります。
まとめ
聴覚優位タイプは、コミュニケーション能力が高く、周囲の人との協調性を大切にする傾向があります。情報収集や理解も早く、記憶力にも優れています。
聴覚優位タイプと上手にコミュニケーションをとるためには、ゆっくりと、はっきりとした声で話すことが大切です。抽象的な表現は避け、具体的な事例や体験談を用いて説明しましょう。
情報処理
- 音声情報を処理し、記憶する。
- 音声や音楽、会話などを好む。
- 言語能力に優れている。
- 人の話をよく聞き、理解する。
- 声のトーンやリズムに敏感。
- 音楽や人の声、講演などを好んで聴く
- 情報を整理する際は、頭の中で音声を整理する
コミュニケーション
- 話す際は、声のトーンやリズムを意識する
- 質問が多く、会話を通して情報収集する。
- 議論やディスカッションを楽しむ。
- 相手の声のトーンや話し方から、感情や意図を読み取る
学習
- 講義や説明を聞いて学ぶのが得意。
- 朗読や音声教材を活用する。
- グループワークやディスカッションを通して学ぶのが効果的。
- 聴覚的な情報が豊富な教材で学習するのが効果的
- 聞きながら覚える、音読するといった学習方法が得意
その他
聴覚優位タイプの子どもには
- 話しながら行動する
- 一緒に歌を歌ったり、音楽を聴いたり楽器を演奏したりする
- 話す際は、ゆっくりとわかりやすく話す
- 歌や音楽を取り入れる
- 歌や音楽、音声教材などを活用した学習
- 声かけや語りかけを意識的に行う
このような関わりをすることで飲み込みが早かったり、指示が届くようになるかもしれません。
体感覚優位(Kタイプ)
体感覚優位タイプは、情報を処理する際に味覚・嗅覚・触覚などの体感覚的な情報に最も影響を受けるタイプです。
特徴
体感覚優位タイプは、五感の中でも、触覚や嗅覚、味覚といった体感覚の情報に敏感です。実際に体験したり、体を動かしたりすることで理解を深め、物事を論理的に考えるよりも、感覚的に判断する傾向があります。
感情表現が豊かで、ジェスチャーや表情が活発。話す速度はゆっくりで、声のトーンは低く、目線は下向きになりがちです。「感じる」「触れる」といった体感覚に関する表現を多用するのも特徴です。
コミュニケーション方法
体感覚優位タイプとコミュニケーションをとるためには、実際に体験できる機会を提供することが重要です。体を動かしながら説明し、五感に訴えるような表現を用いることも効果的です。
具体的には、以下のような方法が有効です。
- 実習や体験型学習を取り入れる
- ワークショップやセミナーに参加する
- デモンストレーションや実演を行う
- ロールプレイングやシミュレーションを行う
- 五感に訴えるような資料や教材を用いる
- 香りや音楽などの環境を演出する
体感覚優位タイプとのコミュニケーションで注意すること
体感覚優位タイプは、抽象的な説明が理解しにくい傾向があります。長時間座っているのも苦手で、動き回ったり、体を動かしたりする必要があります。
どうしてもまじめな話をする必要があるときは適宜リフレッシュタイムを設定するのも有効です。
強みと弱み
体感覚優位タイプの強みは、行動力があり、チャレンジ精神旺盛であることです。実践的な能力に優れており、周囲の人を巻き込む力も持ち合わせています。
一方、抽象的な説明が理解しにくい、長時間座っているのが苦手、動き回ったり、体を動かしたりする必要があるといった弱みもあります。
まとめ
体感覚優位タイプは、行動力があり、チャレンジ精神旺盛です。実践的な能力に優れており、周囲の人を巻き込む力も持ち合わせています。
体感覚優位タイプと上手にコミュニケーションをとるためには、実際に体験できる機会を提供することが大切です。体を動かしながら説明し、五感に訴えるような表現を用いることも効果的です。
情報処理
- 体感覚を通して情報を処理し、記憶する。
- 実際に体験したり、体を動かしたりすることで学ぶ。
- 運動能力や実践的な能力に優れている。
- 五感をフル活用して情報収集する。
- 感触や質感に敏感。
- 運動やスポーツ、体を動かすことを好む
- 情報を整理する際は、頭の中で体を動かしながら整理する
コミュニケーション
学習
- ワークショップや実習など、実践的な学習方法を好む。
- ロールプレイングやシミュレーションを通して学ぶのが効果的。
- 体感的な情報が豊富な教材で学習するのが効果的
- 実際にやってみる、体験しながら学ぶといった学習方法が得意
その他
- 行動力があり、決断力に優れている。
- チャレンジ精神旺盛。
- エネルギッシュでアクティブ。
- 現実的で地に足がついている。
- 体で覚えたことをよく覚えている
- 過去に体験したことを鮮明に思い出すことができる
- アクティブな性格
- 自然の中で過ごすことを好む
- 食べることやマッサージなど、五感を通じて楽しめることを好む
体感覚優位タイプの子どもには…
- 触れ合いを大切にする
- 感覚的な遊びを取り入れる
- 実際に触って体験させる
- 感触や動きを言葉で説明する
- 具体的な行動や手順を説明する
- 一緒に体を動かす遊びや運動を取り入れる
- 感触遊びや手遊びなど、五感を刺激する活動
このような関わりをすることで飲み込みが早かったり、指示が届くようになるかもしれません。
感触を言葉で伝えるときには子どもの言語発達に合わせた声かけが必要です。言葉を届けるイメージで実践していただくとより効果的です。
言語発達についてはこちらの記事で解説しているので、ご参照ください👀
身体を動かして遊ぶ際も身体発達に応じた活動がありますので、身体発達について知りたい場合はこちらの記事をご覧いただけましたら幸いです^^
livemy-ownway.hatenablog.com
タイプ別の傾向
どうせなら我が子の強みを活かした将来を生きてほしいと願いますよね。
息子の強みを最大化させるために日々模索して関わっていますが、VAKの特徴からもどんな職業に向いているか、さらにその強みを最大限発揮する環境や勉強方法の傾向がわかったりするので参考程度にしてください^^
視覚優位(Vタイプ)
聴覚優位(Aタイプ)
- 職業:ミュージシャン、カウンセラー、教師、営業、政治家、アナウンサー、通訳など
- 趣味:音楽鑑賞、会話、講演会、ラジオ、語学学習、映画鑑賞、朗読
- 好みの環境:活発な場所、音楽が流れている場所、人と話せる場所
- おすすめ学習方法:音声教材、音楽、講演会など
体感覚優位(Kタイプ)
VAK診断は万能ではありません!!
VAK診断はあくまでも参考であり、すべての障害児に当てはまるわけではありません。
子どもの個性や特性を尊重し、個別に合わせたアプローチが重要です。
以前感覚特性の観点でアセスメントできる記事を紹介したのでそちらも参考にしていただき、さまざまな角度から子どものことを理解することで関わり方が上手になっていきます。
親子で笑顔あふれる毎日を築くための5つのポイント
VAKタイプがわかったら、あとはとにかく楽しく子どもと過ごすだけです!
最後の章ではVAKを踏まえて子どもとの信頼関係を築いていくためのポイントを紹介していきます。
この章のポイントは以下の5つです。
- 我が子の「好き」と「得意」を尊重し、個性を伸ばす
- 小さな成功体験を積み重ね、自信を育む
- 最初は子どもの反応を見ながら、少しずつ試してみる
- 複数のタイプの特徴を組み合わせてみる
1. 我が子の「好き」と「得意」を尊重し、個性を伸ばす
子どもはそれぞれ、興味や関心、得意なことが異なります。親は、我が子の「好き」と「得意」を尊重し、個性を伸ばすようにサポートしましょう。
具体的には、以下のような方法が有効です。
- 子どもが興味を示したことに積極的に耳を傾け、一緒に体験する。例えば、子どもが恐竜に興味を示したら、恐竜博物館に一緒に行ったり、恐竜の図鑑を読んだりして、興味を深める。
- 得意なことを活かせる機会を与え、自信を育む。例えば、絵を描くのが得意な子どもであれば、絵画教室に通わせたり、地域のイベントで作品を発表する機会を与えたりする。
- 個性を否定せず、ありのままを受け入れる。例えば、人見知りな子どもであれば、無理に人と交友させようとせず、ゆっくりと時間をかけて慣れるようにサポートする。
ここにVAKの観点を取り入れて関わってみてください^^
2. 小さな成功体験を積み重ね、自信を育む
子どもは、小さな成功体験を積み重ねることで自信を育みます。親は、子どもがチャレンジしやすい環境を整え、成功を褒めてあげましょう。
具体的には、以下のような方法が有効です。
- 無理のない目標を設定し、達成をサポートする。例えば、宿題を最後までやり遂げる、10分間集中して勉強するなど、小さな目標を設定して、達成をサポートする。
- 過程を褒め、小さな成功体験を積み重ねる。例えば、テストで良い点を取ることだけでなく、努力した過程も褒める。
- 自信をなくさないよう、励ましの言葉を掛ける。例えば、失敗しても、「大丈夫、次はできるよ」と励ましの言葉を掛ける。
自信を育むためのスモールステップとして子どもが理解しやすいようにタイプに合わせて指示を出してみたり、学び方を工夫すると効果バツグンです。
3. 最初は子どもの反応を見ながら、少しずつ試してみる
子どものタイプや性格はそれぞれ異なるため、上記の方法がすべての子どもに効果的とは限りません。最初は子どもの反応を見ながら、少しずつ試してみることで、より効果的なコミュニケーションを取ることができます。
具体的には、以下のような方法が有効です。
- 子どもの反応を観察する
- 子どもの興味や関心に合わせる
- 無理強いしない
- 少しずつステップアップする
子どもがどのような反応を示しているかを観察することで、その方法が合っているかどうか判断することができます。表情や言動を注意深く観察しましょう。
活動を取り入れるときには子どもが好きなキャラクターや設定を取り入れることでさらに効果的なコミュニケーションが生まれる可能性があります。
無理強いをせずに子どもの気持ちに寄り添いながら、少しずつステップアップしていくことが大切です。
4. 複数のタイプの特徴を組み合わせてみる
子どもは、必ずしも一つのタイプに当てはまるわけではありません。複数のタイプの
- 視覚優位タイプと聴覚優位タイプの要素を組み合わせる
- 体感覚優位タイプと視覚優位タイプの要素を組み合わせる
など、子どものタイプに合わせて、複数のタイプの要素を組み合わせてみましょう。
年齢が小さい場合はまだ、タイプが確立されていない可能性もあるので今日は視覚優位のつもりで声を指示を出してみたが、あまり届かなかったから次は聴覚優位だと思って関わってみようという温度感の関わりで大丈夫です。
そういった積み重ねをすることで、だんだんと傾向をつかめるようになっていきます。
学校や幼稚園・保育園における合理的配慮~子どもたちが安心して学べる環境を作るために~

「うちの子も、みんなと一緒に園や学校生活を楽しめるのかな?」
障害のあるお子様を持つ親御さんなら、誰もが抱く不安ではないでしょうか。
実は、近年注目を集めている「合理的配慮」という考え方によって、障害のある子どもも、障害のない子どもと同じ環境で充実した園や学校で生活を送ることができるようになります。
合理的配慮とは、簡単に言うと障害のある子どもが、障害のない子どもと同等の教育を受けられるように必要なサポートを受けることを指します。
結論として先に伝えたいことは、合理的配慮は、障害のある子どもたちの可能性を最大限に引き出し、輝く未来を築くための重要なツールです。
しかし、「具体的にどのようなサポートが受けられるのか」、「どのように申請すればいいのか」など、疑問も多くあるのではないでしょうか。
合理的配慮は、障害者差別解消法によって義務化される流れもあり近年ますます重要性が高まっています。
障害のある子どもも、障害のない子どもと同じように、学校生活や園生活を楽しみ、学び、成長したいという気持ちを持っています。
その願いを実現するために、学校や園、そして保護者が取り組むべきなのが、「合理的配慮」です。
合理的配慮は、障害のある子どもが、個性を尊重されながら、最大限に可能性を発揮するための鍵となります。
保護者や支援者たちが理解を深め、積極的に取り組むことで、子どもたちが輝く未来を実現できるのです。
本記事では、園や学校における合理的配慮の必要性と具体的な内容、そして、保護者ができることを分かりやすく解説します。
この記事5秒ハイライト
💡合理的配慮の必要性と重要性
💡具体的な配慮例
💡合理的配慮を受けるためのポイント
- 1. 合理的配慮とは?
- 2. 学校や幼稚園・保育園における合理的配慮とは?
- 3. なぜ合理的配慮が必要なのか?
- 4. 具体的な事例
- 4. 保護者との連携
- 5.合理的配慮を受けるまでの流れ
- 6. まとめ
1. 合理的配慮とは?
障害のある子どもたちが、教育を受ける権利を保障するために必要なサポート
合理的配慮とは、障害のある子どもたちが、障害のない子どもと同様に、教育を受ける権利を保障するために必要なサポートを指します。2024年4月から施行される改正障害者差別解消法により、学校や幼稚園・保育園は、子ども一人ひとりのニーズに合わせて、適切な合理的配慮を提供することが義務化されました。
2. 学校や幼稚園・保育園における合理的配慮とは?
学校や幼稚園・保育園における合理的配慮とは、障害のある子どもが障害のない子どもと平等に教育を受ける権利を享有・行使するために、学校・園が必要かつ適切な変更・調整を行うことです。
例えば幼稚園だったら子どもの特性を踏まえて全体に向けて指示を出すときに視覚支援を使って見通しを持ちやすくするようにする。
小学校では文章読解が難しい子どもに対して教科書の物語の骨子部分を短文でまとめたり、情景をイメージしやすくなるように挿絵を増やすなどの配慮をします。
3. なぜ合理的配慮が必要なのか?
なぜ合理的配慮が必要なのでしょうか?
それはすべての子どもの個性と可能性を尊重し、学びの機会を平等に確保するためです。
合理的配慮は、障害のある子どもたちの権利を保障するだけでなく、個々の特性を理解し、能力や個性を活かして、社会の一員として活躍できる環境を整えるために重要です。
この3つの観点で必要な理由を解説していきます。
- 子どもの権利保障
- 個性と能力の最大化
- 社会参加の促進
子どもの権利保障
障害のある子どもも、障害のない子どもと同等の教育を受ける権利を持っています。
子どもの権利条約は、すべての子どもが尊厳と権利をもって生きることを保障するために定められた国際条約です。
その中でも、第23条は、障害のある子どもが社会の完全かつ効果的な参加を享受する権利を保障しています。
合理的配慮は、この権利を実現するために必要不可欠な手段の一つです。
個性と能力の最大化
合理的配慮によって、子どもは自身の個性と能力を最大限に伸ばすことができます。
合理的配慮は、障害のある子どもたちが、障害のない子どもたちと同等の教育を受けるために必要なサポートであると同時に、子どもの潜在能力を引き出し、可能性を最大限に開花させるための重要な鍵となります。
合理的配慮は単に「障壁を取り除く」だけではありません。
子どもの個性や強みに合わせた適切なサポートを提供することで、子どもの能力を最大限に引き出すための重要なツールとなるのです。
能力を最大化させるためにできること
①個別ニーズに合わせた支援
合理的配慮は、子どもの障害の種類や程度、個々のニーズに合わせて提供されることが重要です。
例えば、学習面では、視覚障害のある子どもには点字の教科書や音声教材を提供し、聴覚障害のある子どもには筆談をしたりコミュニケーションボードを使ったりします。
また、コミュニケーション面では、発達障害のある子どもにはコミュニケーション支援アプリの導入や個別指導を行うなど、それぞれの課題に合わせた支援が必要です。
②強みを活かす環境作り
合理的配慮は、子どもの弱点を克服するだけでなく、強みを活かせる環境を作るためにも役立ちます。
視覚優位の子どもの場合はモニターを有効活用した授業を取り入れてもらったり、一斉指示を口頭だけではなく、黒板にやることリストを書いてもらうなどが考えられます。
社会参加の促進
合理的配慮によって、子どもは社会の一員として積極的に活動することができます。
合理的配慮は、子どもたちが自立し、社会の一員として積極的に参加できるように支援します。
例えば、車いす用スロープや手すりの設置など、バリアフリー化を進めることで、子どもたちは自力で移動できるようになり、行動範囲が広がります。
また、コミュニケーション支援アプリの導入など、コミュニケーションを円滑にするためのサポートは、子どもたちが社会とのつながりを深め、積極的に活動することを促します。
4. 具体的な事例
学校や幼稚園・保育園における合理的配慮は、子どもたちのニーズに合わせて、様々な場面で提供されます。
障害の種類や状況によって異なりますが、以下のようなものが含まれます。
学校
学習面
生活面
- 車いす利用の児童に、スロープや昇降機を設置する
- 医療的ケアが必要な児童に、適切な支援を行う
幼稚園・保育園
生活面
- トイレ介助や食事介助を必要とする園児に、個別に支援を行う
- 感覚過敏のある園児に、静かな場所や落ち着ける空間を提供する
- 自閉スペクトラム障害のある園児に、コミュニケーション支援アプリを導入する
- 一斉指示がキャッチしにくい園児には視覚支援を多く取り入れる
発達障害のある子ども
- 個別指導や集中できる環境になるようにパーテーションの設置
- コミュニケーション支援アプリの導入
- スケジュール管理やタスク管理の視覚化
これまで10年以上児童発達支援の現場にいて小学校に合理的配慮を提案する側の人間として一つ言えるのはキーワードとして「誰に対しても合理的である」という必要があります。
上記の内容は依頼する合理的配慮を受ける子どもにとってもちろん理想の支援になります。
しかし莫大なコストがかかってしまうことが予想できます。そのため園や学校からすると答えはNOということになってしまうわけです。
どちらかが優勢とか我慢するのではなく、一歩ずつ歩み寄る必要があります。
一方的に断るのではなく、もし断る場合はどういう理由で難しいのか、さらに難しい場合は代替案としてどんなことができるのかということを話し合う必要があります。
4. 保護者との連携
子どものニーズを把握し、合理的配慮を効果的に提案・提供するためには、保護者との連携が不可欠です。
学校や園は、保護者と積極的に情報交換を行い、子どものニーズを把握し、適切な支援を提供していく必要があります。
そこでどのようなコミュニケーションをとっていけばよいかの紹介です。
- 子どものニーズを把握・共有する
- 適切な配慮について話し合う
- 定期的に状況を確認する
- 実践してくださった内容を褒めまくる
子どものニーズを把握する
どのような配慮が必要か、子どもや保護者と話し合い、ニーズを把握することが重要です。
これまでの集団生活の中での苦労したことや努力してきたことを踏まえて、障害特性やどのような場面でどのような困難があるのかを整理していきます。
子ども本人と保護者が必要としている配慮の本質は何かをアセスメントして園や学校としてできることを最大限考え、チームでどのように対応できるか検討してきます。
適切な配慮について話し合う

これは有名なイラストですね。公平と公正の違い誰にでも公平に配慮をすると左のようになります。
今でも「特別扱いはできない」というような反応をされる方もいらっしゃいます。
それならと全員公平にツールを導入したりすると過剰になる人もいれば適切な人もいるし、足りない人もいる。
一方で公正にすると右のように必要な人に必要なだけサポートをすることができるようになります。
学校が提供できる量や子どもにとって適切な量などのバランスを綿密にコミュニケーションをとって進めていく必要があります。
5.合理的配慮を受けるまでの流れ

ここでは、合理的配慮をスタートさせるまでの流れを、より詳細な6つのステップに分けて説明します。
1. 意思表明:ニーズの明確化と共有
まず、障害のある子どもや保護者自身が、合理的配慮が必要であることを意思表明する必要があります。
- 保護者または子ども自身が、合理的配慮の必要性を認識し、具体的なニーズを明確にする。
- 障害の内容、特性、強み、弱み、学校生活における課題などを整理する。
- 学校に相談し、ニーズを伝え、合理的配慮の必要性を理解してもらう。
- 具体的なニーズを明確に伝え、どのようなサポートを求めているのかを学校側に理解してもらうことが重要です。
- 意思表明は、口頭や書面で行うことができます。
仮に保護者や子ども側から相談や申し出がない場合でも日常的な行動観察を通して子どもの生きづらさが顕著な場合は適切な配慮を提案するため先生側から働きかけがある可能性もあります。
感覚特性において生きづらさを感じていることもあります。子どもがどんな感覚特性を持っているのかをこちらの記事を参考にしてアセスメントしてみてください👀
2. 調整:関係者との協議と合意形成
学校や園は、ニーズを踏まえて保護者や子どもと相談しながら、どのような合理的配慮を提供できるかを検討し必要な合理的配慮の内容を調整します。
- 学校側(教員、管理職、専門家など)と保護者が協議し、ニーズに合致する合理的配慮の内容を検討する。
- 具体的な支援方法、必要な人員、費用、スケジュールなどを調整する。
- 必要に応じて、専門家や他の関係機関からの意見を聞き、合意形成を行う。
適切に実態を把握することやそれに伴った支援や指導をするためには利用している児童発達してん事業所や放課後等デイサービスなどの専門家から情報提供をサポートしていただくことも視野にいれてもいいかもしれません。
3. 決定:計画書の作成と合意
調整の結果に基づき、具体的な合理的配慮の内容を決定します。
- 協議に基づいて、個別の教育計画や個別の指導計画などに記載する。
- 計画書には、子どもの目標、必要な支援内容、実施方法、責任者、評価方法などを具体的に記載する。
- 学校全体で共有認識を持つ
まずは直近1か月くらいの範囲で行われる行事などの合理的配慮について優先的に話し合いをしていきましょう。
子どもの持っている力を最大限発揮できるかどうかの観点で合意形成をしていくことが重要です。
合意形成をした後ずっと続けるのではなく、子どもの状態を鑑みて柔軟に合理的配慮の内容を修正させていけるように余白を持たせておくようにコミュニケーションをとっておくことが重要です。
誰にとっても合理的である必要があるため、誰かが過剰に辛い思いをしないような内容に着地することを目指していきます。
また、スタート時は大丈夫と判断をしていても実施している途中で負担感が増していき合理的ではなくなる可能性もあります。
負担が増したと判断をする場合はきちんと説明をしていきましょう。
4. 提供:支援の開始と継続的なサポート
決定に基づいて、合理的配慮を提供します。
- 計画書に基づいて、合理的配慮を提供する。
- 支援内容や方法については、子どもの状況やニーズに合わせて柔軟に対応する。
- 必要に応じて、専門家による支援や指導を行う。
園や学校全体で共通認識を持ってチーム全体で合理的配慮をスタートさせていきます。
提供するにあたり、子どもの行動観察をしていき成長や変化を記録しておくことをオススメします。
5. 評価:効果の測定と改善
合理的配慮の実施状況を定期的に観察し、評価を行います。
- 定期的に、合理的配慮の効果を評価する。
- 子ども自身がどのように感じているか、目標達成に向けてどの程度進捗しているかを把握する。
- 評価結果に基づいて、計画書の内容を見直し、必要に応じて修正を行う。
園や学校は子ども本人にとって適切なサポートであるかどうかを定期的に評価をしていく必要があります。
子どもが成長に合わせてサポートの総量を少なくしたり、環境の変化によって必要なサポートの種類が変わることもあります。
そのために定期的に子どもの状況を観察していきましょう。
6. 見直し:定期的な調整と改善
子どもの成長や状況に合わせて、合理的配慮の内容を定期的に見直します。
- 子どもや学校環境の変化に合わせて、計画書を定期的に見直す。
- 見直しには、保護者、学校関係者、専門家などが参加する。
- 見直し結果に基づいて、合理的配慮の内容を改善していく。
子ども本人と保護者とで成長を見ながら子ども本人にとって最適な合理的配慮になるように適宜修正をしていきます。
合理的配慮は保護者の協力が必要不可欠です。合理的配慮の義務化を盾にして一方的に配慮を求めてしまっては建設的なコミュニケーションを取ることが難しくなり、結果不利な状況になってしまうことがあります。
日ごろから園や学校の職員と情報共有をしつつ、子どもに実践してくださった工夫や関わりを褒めて支援者に感謝の気持ちを伝えることも必要です。
保護者がそんなことまでしなければいけないのかと思われるかもしれませんが、
先生も神様ではなく一人の人間です。
お互いに気持ちよく過ごしていくためのことに尽力していきましょう。
6. まとめ
合理的配慮は、すべての子どもたちが安心して、楽しく、充実した学びの環境を作るために必要不可欠です。
学校や幼稚園・保育園は、教職員の理解を深め、体制を整え、子ども一人ひとりに必要な配慮を提供していくことが重要です。
保護者や支援者が理解を深め、積極的に取り組むことで、すべての子どもたちが共に学び、成長できるインクルーシブな社会を実現しましょう。
本記事を参考に、合理的配慮について理解を深め、こどものために行動してみませんか?
- 園や学校に相談してみる
- 他の親御さんと情報交換してみる
- すけのX(旧Twitter)をフォローしてみる
合理的配慮を依頼する前にまずは子どもの特性を理解する必要があります。感覚特性をアセスメントできるようなシートの解説をしています。
※記事の内容は、あくまで参考情報です。具体的な内容は、子どもの状況によって異なります。
興味のスイッチを探せ!発達障害児が夢中になるおもちゃと遊びのヒント

こちらの記事はPRを含みます。
人間には外界を感じ取るために5感があることをご存知だと思いますがそれに追加して自分の体を感じる前庭感覚・固有受容感覚という、とても重要な役割をしている感覚があります。それらを追加して7つの感覚特性とその感覚特性を活かした遊びやおもちゃの紹介をしていきます。
私たちは日常生活をしていると様々な刺激を受けています。
スーパーマーケットの中の商品棚
街中のガヤガヤしてる音
電車が近くを通るときの振動
冷たい水で手を洗う
お隣さんの夕食に出てくるであろうサンマの香り
エレベーターに乗ってるときの浮遊感 など
感覚特性は人それぞれ感じ方が異なり、同じ出来事を目の当たりにしたときに過敏に受け取る人もいれば逆に鈍麻であまり気にならない人もいます。
感覚の感じ方に優劣はなくてその人の特徴です。
感覚の感じ方は子どもの遊びにも影響します。感覚特性を踏まえた遊びやおもちゃを選択することができれば遊びのレパートリーを広げることができるかもしれません。
今回は感覚特性を理解して子どもの好きを見つけて遊びのレパートリーを広げていきましょう!
この記事5秒ハイライト
【五感ではなく七感?!】
冒頭でも少しだけ触れましたが7つの感覚について紹介していきます。
- 視覚👀
- 聴覚👂
- 嗅覚👃
- 味覚👄
- 触覚✋
- 固有受容感覚💪
- 前庭感覚🎢
1. 視覚👀:色、形、動きを捉える
視覚は、周囲の環境を認識し、情報を収集する上で最も重要な感覚の一つです。色、形、動きなどの情報を視覚から得ることで、物体の識別や空間の把握が可能になります。
2. 聴覚👂:音の情報を聞き取る
聴覚は、周囲の音を聞き取ることで、危険を察知したり、コミュニケーションを取ったりするのに役立ちます。音の種類、大きさ、方向などを聞き分けることで、状況を理解することができます。
3. 嗅覚👃:匂いを感じる
嗅覚は、食べ物や危険な物質などの匂いを感知する感覚です。嗅覚は、生存や健康維持に重要な役割を果たします。また、記憶や感情にも影響を与えることが知られています。
4. 味覚👄:食べ物の味を識別する
味覚は、食べ物の味を識別する感覚です。五味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)を感じることで、食べ物のおいしさを味わったり、危険なものを避けたりすることができます。
5. 触覚✋:皮膚の刺激を感じる
触覚は、皮膚に触れた刺激を感じる感覚です。温度、質感、痛みなどの情報を感知することで、物体の性質や周囲の環境を理解することができます。
6. 固有受容覚💪:体の動きや位置を感じる
固有受容覚は、体の筋肉や関節の動き、体の位置などを感知する感覚です。この感覚によって、力の調整をして持ち方を変えたりスムーズな運動を行ったりすることができます。
7. 前庭感覚🎢:体の傾きや加速度を感じる
前庭感覚は、体の傾きや加速度を感じる感覚です。この感覚によって、重力に抗いながら体のバランスを保ったり、眼球運動をサポートして読書をしたりすることができます。
これらの7つの感覚特性は、互いに密接に関係しており、それぞれが重要な役割を果たしています。これらの感覚特性がうまく機能することで、私たちは周囲の環境を正しく認識し、適切な行動をとることができます。
7つの特性がありますが、遊びに取り入れるのには視覚・聴覚・触覚・前庭感覚・固有受容感覚がメインになります。
味覚と嗅覚を遊びに取り入れることは可能ではありますが、(いい匂いのねんどを使う、食べられるシャボン玉を使うなど)誤学習や事故のリスクが一定あるので今回は紹介を控えます。
それぞれの特性はどんな遊びが好きなのか
特性の種類がわかったら次は、それぞれの特性でどのような遊びを求めているかを紹介していきます。
特性ごとの特徴がわかると好みのおもちゃや活動の傾向が把握できます。子どもの遊びのレパートリーを広げていく上では感覚特性の深堀は必要不可欠です。
視覚的な遊びが好き

ボールの動きを楽しむ
- ビッグローダー
- くるくるチャイム
- アンパンマンころころアスレチック
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操作しながらゴールに導く
- なみなみボールシリーズ
- トーマス大冒険
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購入して失敗したくない方はレンタルという作戦もあります!
聴覚的な遊びが好き

音遊び
- 楽器遊び
- ボール転がし(木製のおもちゃだと綺麗な音が聞ける)
- 箱などを積み上げて壊す
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カラコロツリーの音はこんな感じです。
木の音が心地よいです。
触覚的な遊びが好き

感覚遊び
- 砂遊び
- 水遊び
- スライム遊び
- スキンシップを取りながら親子クッキング
子どもにとって不快にならない程度にツルツルベトベトサラサラなどを体験する。
みなさんがイメージしている感覚遊びをたくさん取り入れましょう!
親子クッキングとか最高ですよ。コミュニケーションも取れるし、子どもの好きな感覚を体験できるし。
休日の最高の過ごし方決定ですね。
遊びの発達段階を紹介しているこちらの記事もオススメです。
前庭感覚的な遊びが好き

浮遊感を感じられる遊び
- トランポリン
- ファンジャンパー
このファンジャンパーは室内でもできるホッピングです。
スポンジの素材でできているので床も傷つく心配がありません。ジャンプしているときにピコピコなります。笑
レビューはこちらから
スポーツトイ
- サッカー
- バトミントン
- 運動遊び全般
皆さんがイメージされている運動系の遊びです。
世の中のパパたちの出番です💪
バランスを保つ遊び
- 平均台
- バランスドーム
ここの遊具が凄すぎる。
前庭感覚をゴリゴリに刺激してくる。
何がいいって、車椅子に乗っていてもそのまま楽しめるアクセスフリー遊具があること。

固有受容感覚的な遊びが好き

筋肉への刺激を感じる遊び
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体の位置を感じられる遊び
- テント遊び
- トンネルくぐり
レビューはこちらから
特性と好きな遊びの傾向が何となくつかめたと思います。
次の章では人それぞれが持っている感覚特性を見える化していきます!
子どもの感覚特性を見える化してみよう
それぞれの感覚特性の特徴が分かったら早速子ども(保護者自身もぜひやってみてください…!)の感覚特性を見える化してみましょう💡
こちらのサイトにあったものをGoogleスプレッドシート版に変更してバグが発生した数式を修正しています。
最近はOSの違いも含めExcelの入ってないpcが増えたことと、Googleアカウントを持っていれば誰でも無料で使えるという観点でGoogleスプレッドシートにしました。
本家ではリセットボタンがありませんでしたが、チェック入れた後に再度別の人で(保護者自身をやってみてから子どもなど)やりたいことも想定してリセットボタンを作りました。
スマホでスプレッドシートをご覧になる方はリセットボタンが対応しておりませんので、ご理解ください。
まずは感覚特性アセスメントシートへジャンプ!
やること
①原本をファイルごとコピーする
②質問に対して✅を入れていく
③結果を見て何が苦手かを確認する
Googleアカウントがない方はこちらの記事を参照しながらGoogleアカウントを作成してください。
スマホでもGoogleスプレッドシートやGoogleドライブアプリを使うことができるのでこちらを参考に設定をしてみてください。
原本をファイルごとコピーする
なぜファイルごとコピーして使うのかというと原本シートは上書きできないように保護しているからです。
使い慣れていない方が意図せず関数を消してしまうということもあるので原本ファイルをコピーして使う形式にしました。
pcの人

左上の【ファイル】タブを右クリックするとこのようなメニューが出てきますので【コピーを作成】を選択してください

コピーを作成するを選択するとこのような画面になります。
リセットボタンのマクロが組まれているのでApps Scriptファイルもコピーをしてください。
ご自身で設定したGoogleアカウントのGoogleドライブにコピーがされているはずです。
iPhoneの人
まずはスプレッドシートのアプリをダウンロードしてください。
※アプリストアに飛びます
スプレッドシートアプリをダウンロードした状態でファイルを開きます。スクロールをしていくと

【公開用】感覚特性アセスメントシートのファイルの右側に・・・がありますのでそちらをタップ。

するとメニューが出てくるのでコピーを作成を選択してください。
Googleアカウントがあればご自身のフォルダ(Googleドライブ)にコピーが作成されると思います。
ちなみにですが、私がAndroidを所持していないのでAndroidの画面を紹介できずすみません💦
質問に対して✅を入れていく(PC/スマホ共通)
特性に関する質問が全部で60問あります【経験したことはない】【まれに経験している】【しばしば経験している】【いつも経験している】4つの中から近いと感じるものに✅を入れていきます。

注意点は同じ列に✅が複数あると結果がバグってしまうので、1行に対して1✅になるようにしてください。
(私に1行で複数✅を制限するスキルがありませんでした。ごめんなさい)
全部で60問ありますので、すべてを回答するのに5分程度かかります。
結果を見て何が苦手なのかを確認する
ポチポチの入力をしていった結果が隣の【感覚特性見える化シート👀】に反映されています。
本家では苦手な感覚を取り除いたり、リラックスできる感覚取り入れて感覚とうまく付き合っていく方法を紹介しています。
このグラフでは不快と感じる感覚の数字が高く表示されます。逆に言うと数字が低く出ている感覚は好んでいる感覚である可能性が高いことが考えられます。
子どもの好きな傾向の感覚がわかれば、「好き」を生かした遊びやおもちゃの選択をすることができるようになります。
例になるようにパパママ息子の3人で実施してみました。
それぞれの感覚特性の結果を読み取ってどんな遊びやおもちゃが好きなのかを紹介していきます。
例1 息子の結果


不快に感じやすい感覚では線が外側に行ってるものほど、避けたい感覚になります。息子にとっては聴覚と味覚・嗅覚が苦手な感覚ということがわかります。(ちなみに超が付くほどの偏食)
さらに体の使い方については前庭感覚の過敏さはありません。しかしバランス感覚や筋肉の調整に苦手さを感じています。
上記を避けて息子にあったおもちゃや遊び方を考えていきます。
視覚に対して不快を感じることはなさそうなので、視覚刺激を取り入れた遊びを考えていきます。
ただ、不快ではないだけで好きとは限りませんので注意が必要です。新しいおもちゃを見せるときは「もしかしたら好きかもしれない」くらいの温度感でおもちゃを提案してみてください。
家にあるもので好きなおもちゃは「くみくみスロープ」が断トツです。
レビューはこちらから
実際のおもちゃを見たことがある方はもしかしたら疑問思うかもしれませんが、
「あれ?このおもちゃ結構うるさくない??」
聴覚の質問を見ていただきたいのですが、聴覚の項目では大きな音についてと苦手な音に関する質問をしています。
息子の場合は音量というよりも音の種類に苦手さがあることが読み取れます。そのため、まあまあな音量が出るくみくみスロープですが、受け入れられる音ということになります。
体の使い方は前庭感覚の過敏さが0ということなのでアクティブな遊びを求めていることは濃厚です。
ただ、注意しなければならないことはバランス感覚がなかったり、筋肉の調整が難しいということが見てわかるので一人きりで活動をさせると事故やケガのリスクがある可能性が出てきます。
平均台やトランポリンなどの遊具を使うことがある場合は大人が近くで見守る必要があります。
その中でも前庭感覚の過敏さが0ということは眼球運動も不快ではないということが言えます。
総じて息子にとってベストな遊びはくみくみスロープやトミカオートやまみちドライブなどにできるだけたくさんビー玉などのたくさん入れてガチャガチャとさせる👀
途中から撮影したのでビー玉がほとんど落ちてしまっていますが、お気に入りの遊び方の一つです^^

そしてさらに息子のテリトリーが常にこうなってるのも納得できる。笑
視覚的な情報を欲しているわけですよね。
子どもにとって好きなおもちゃがなんとなくわかったところで購入するのに一歩踏み出せないということもあるかと思います。
そんなときにはおもちゃレンタルをしてみてもいいかもしれません。
例2 パパの結果


パパの特性は味覚・嗅覚に対して非常に不快を抱きやすいです。
ということは逆にいうと、臭くなければ基本的に配慮は必要ないということになります…笑
おもちゃををできるだけ清潔に保ってください。そして定期的に換気をしてニオイを滞在させないような環境の工夫をすることが重要といえます。
体の使い方は息子と真逆の結果になっていてバランス感覚はいいが、日常生活において姿勢保持にかなり苦戦をしています。
姿勢を気にせずに遊べたり活動できると自分らしさを発揮できるのでパパのような特性を持っている場合はスポーツトイがオススメですね。
とにかく体を動かしながら遊んでいれば姿勢保持は気になりません。
スポーツトイのレンタルがあります
スポーツトイのレンタルもありますので、ぜひWEBカタログをご覧になってみてください^^
例3 ママの結果


ママは触覚と聴覚に不快を感じるようです。
ママの触覚における不快は潔癖というよりも人との距離感に不快感があるイメージです。さらに大きな音や特定の音に苦手さを持っています。
息子のように音量は気にせず遊ぶタイプが近くにいるとママのようなタイプはその場にいることでストレスを感じてしまうことがあります。
あまり音が気にならないおもちゃがオススメです。
プラスチック製よりも布製や木製のおもちゃを使うことで気になる音を最小限にすることができます。

複数人で空間をシェアする場合はできるだけ広いところを選択したり、教室の隅っこに誘導することで注意のアンテナを張り巡らせすぎず疲れ度を低めることができるかもしれません。
息子のように音量を気にせずに楽しむタイプとは距離を取ったほうがストレスが少なくなる可能性があります。
体の使い方は日常生活における姿勢保持に苦手さがあるようなので、姿勢にこだわらない遊びがいいかもしれません。
机上でというよりかは床で自由に過ごす方が疲れにくい可能性があります。
番外編~みんなが満足できるおでかけスポット~
私たち家族の共通しているのは「視覚的に楽しむこと」かつ「ママの聴覚的な刺激ができるだけ少ない」なので以前行ったここは大きな音はなく、視覚的に実験が楽しめる
「はまぎん 宇宙こども科学館🚀」
以前こちらに遊びに行きましたが、またリピートしたいねと満場一致でした。みんなのそれぞれの感覚特性を分析することで背景が納得できました…!
いかがでしたでしょうか。
感覚特性をアセスメントすることで好きな遊びやおもちゃの傾向を把握することができます。
使ってみたけど、分析が難しいということがあればお気軽に(@sukeryoiku)までDMください~💪🔥
発達障害児のトイトレを始める6つの条件とトイトレが進む仕掛けとは?

新生活に向けてトイレトレーニングをスタートさせたいと思う保護者の皆さま。
いつもお疲れ様です。
幼稚園に入園をするときに「オムツが外れているか」という項目があるところは少なくありません。
家からも近く、園の教育方針にも共感ができるが、
いかんせんオムツが外れていない。。。

オムツが外れていないということで希望通りの園生活を送れないこともあります。
さらに発達障害を持つ子どもたちは、日常生活の中で様々な困難に直面していて、様々な困難の中でもトイレトレーニングは、特に難しいタスクの一つとも言えます。
本記事では、発達障害児のトイレトレーニングについて考察してみたいと思います。
この記事5秒ハイライト
発達障害児のトイレトレーニングの課題
発達障害を持つ子どもたちは、社会的なコミュニケーションやセルフコントロールの困難さがあります。そのため、一般的な子どもたちのトイレトレーニングよりも多くの時間と忍耐と覚悟が必要と覚えておいてください。
今やっている活動からの切り替えが難しかったり、感覚過敏の問題も抱えていることもあります。
一人ひとりの課題を理解し、個別に対応することが重要です。
発達障害児におけるトイレトレーニングの難しさは、以下のような背景要因が複雑に絡み合って生じると考えられています。
①感覚過敏・鈍麻
✅尿意や便意を感じにくい、または過敏で我慢するのが難しい
✅便座の冷たさや感触、衣服の擦れなど、トイレ環境への過敏さ
✅水の音や排泄音への過敏さ
✅トイレットペーパーの感触への過敏さ
感覚特性についてはこちらの記事でも少しだけ触れています。
②こだわり
✅特定の場所でしか排泄できない
✅特定のタイミングでないと排泄できない
✅一定のルーティンがないと排泄できない
③コミュニケーションの難しさ
✅尿意や便意をうまく伝えられない
✅指示を理解するのが難しい
✅トイレトレーニングの目的を理解するのが難しい
④運動機能の難しさ
✅ズボンを脱いだり履いたりする動作が難しい
✅便座に座る姿勢を維持するのが難しい
✅排泄に必要な筋力が弱い
⑤注意欠陥・多動性障害(ADHD)
✅トイレに行くことを忘れる
✅衝動的に行動し、トイレに行く前に漏らしてしまう
⑥自閉スペクトラム障害(ASD)
✅排泄という行為への興味や関心が薄い
✅変化を嫌うため、トイレトレーニングに抵抗を示す
✅他人の真似をするのが苦手
これらの背景要因に加えてトイレが汚い、臭い、子どもが嫌がる環境になっていること。また保護者がトイトレに焦りを感じて子どもに過度なプレッシャーを与えているなどの環境要因や家庭環境などもトイレトレーニングの難しさに影響を与える可能性があります。
トイトレを始める6つの条件
トイトレの難しさの背景を理解したら、どのタイミングで始めたらいいのか見極めが重要です。
トイトレをスタートさせるタイミングを見誤ると失敗する確率が高まってしまいますのでこれらの条件に当てはまっているかどうかを確認していきましょう。
トイトレをスタートさせるには6つの条件があります。
- 2歳半~3歳くらい
- 膀胱の容量がたっぷり
- 一人歩きができ、走りだせる
- 一人でどっしり座れる
- 意思表現ができる
- 保護者の心にゆとりがある
①2歳半~3歳くらい
1歳~2歳くらいまではおしっこを膀胱に溜められず反射的に出してしまいますが、2歳半~3歳くらいになると膀胱に溜められるようになります。
この年齢で区切っているのはここで紹介した条件が概ね達成できている発達段階にあるからです。
一つ一つの段階が見極めることができるのであればこちらの年齢は一切関係ありません。判断する一つの基準くらいの気持ちで問題ありません。
②膀胱の容量がたっぷり
①の項目とも関連していますが、おしっこの間隔が2時間程度開くようになったタイミングが望ましいと言われています。

③一人歩きができ、走りだせる
一人歩きができ、走りだせるということは脳が発達している証拠にもなります。
この頃になると膀胱におしっこが溜められるサインにもなります。
運動の機能としても発達しているサインになりますのでこども自身がやりたいことを行動に移せる段階とも捉えることができます。

一人で歩きだすのが早いと1歳前後かと思いますが、「走りだせる」ということの方が重要で、走りだせるためには足腰の成長が欠かせません。
④一人でどっしり座れる
なぜ一人でどっしり座ることが大切なのかと言うと、
おまるや補助便座は不安定です。ですので不安定な中でも自分の体幹を使ってどっしり座れることが重要になってきます。

この表でいうと「三輪車をこげる=どっしり座れている」に該当します。
万が一トイレに座っているときに落っこちたら恐怖体験になってしまい二度とトイレに行きたくなくなります。
ちなみに息子がトイトレの練習をしていた時に私の実家のトイレに入ったところ普段とトイレの空間が異なることから私がうまく支えられずに息子が落ちかける経験をしてしまいました。
それ以降しばらく実家のトイレに行くことを拒否する時期があったので大変な思いをしました😅
⑤意思表現ができる
「アイス食べたい」「公園行きたい」というような自分のやりたいことを2語文で意思表現できる力はとても重要です。
トイトレは子どもとのコミュニケーションといっても過言ではありません。
子どもが自分の意思を伝えられるようになることはオムツ外しには欠かせません。
2語文が話せてコミュニケーションがとれるかというのは判断基準の一つになります。

とはいえ、コミュニケーション=言葉である必要はありません。
絵カードでもジェスチャーでも大丈夫です。
何よりも自分自身の意思を表現できるかどうかということを重要視してください。
⑥保護者の心にゆとりがある
疲れたら無理せずに期間を空けましょう。
じっくり向き合う時間的・精神的な余裕が必要です。
子どもとの関係性が安定している必要もあります。
イヤイヤ期にトイトレをやったら悲惨なことになります。
保護者の心に余裕を作るためにパパとママで必ず協力して実践しましょう^^
これらの6つの条件がそろっているときに次の章で紹介する具体的なトレーニングの方法を実践していきます。
発達障害児のトイレトレーニングの支援方法
発達障害児のトイレトレーニングを支援するには、いくつかの方法があります。
結論から言うと
トイレでおしっこができた時に子どもにとってメリットとなる事象を起こす
です。
偶発的な出来事を待っていてもトイトレは始まらないので、大人側がたくさんの仕掛けを施す必要があります。
仕掛けとはトイレに行く(おしっこをする)前後の工夫が重要です。この2つについて紹介していきます。
トイレに行くことを連想させる工夫
大前提として、こどもがトイレの使用方法やトイレトレーニングのルールを理解できるように、簡潔で具体的な指示を与えることが重要です。
また、トイレトレーニングのスケジュールを作成し、こどもたちが予測可能なルーティンを作ることも有効です。
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このような絵カードで見通しを伝えたり、お風呂の前はトイレに行くといった
子どもにとってわかりやすいタイミングでトイレに行くことを伝えるとルーティンが構成されていきます。
好きな活動をしている最中に突然「トイレ行くよ」と言われて切り替えられる方が珍しいと思うので(;^ω^)
また声をかけるときは言って聞かせるというよりも、見せて示す、声を届けるという意識をして関わることでかなり変化が起こります。
トイレに行きたいと思う工夫
大前提として子どもにとってトイレの中が心地よいと感じる必要があります。
壁紙に子どもが好きなキャラクターのシールを貼る
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好きなキャラクターのトイレットペーパーを使うとかでもいいです。
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トイレットペーパーホルダーとかでもなんでもいいです。
好きなもので埋め尽くして楽しくするもはやエンターテインメントに近い感覚です。
一般的な子どもの場合はトイレを好きなもので埋め尽くしたら何とかなります。
ただ、私たちが戦う相手は屈強な特性のある子どもたちです。
特別支援の観点でいうと子どもにとって苦手な感覚をできるだけ排除することが大事です。
例えば・・・
✅感覚過敏の場合は無香料の消臭剤を使う
✅お尻が冷たいとか熱いと感じない適切な温度で設定がされているなど
✅音が気になって集中できないならドアを閉める
✅閉鎖的な空間を嫌がるのであればドアを開ける
など。感覚特性に配慮した工夫をすることでトイレに対する嫌な思いを少しでも減らすことができるかもしれません。
トイレでできた後の工夫
トイレに行きたいと思う工夫ができたら、次はトイレでできた後の工夫を考えていきます。
基本的には”褒める”です。
普段はめんどくさくてやらない揚げ物料理にチャレンジしたときに旦那さんから「今日の唐揚げサクサクでめちゃくちゃおいしいね!」と言われたら次もまた唐揚げ作ろうかなってなりますよね。
油を使うのってママからしたら異常にめんどくさいと思うんです。
我が家では、男ども(パパと息子)が唐揚げをおいしいおいしいと言いながらバクバク食べまくるもんでママがおいしい唐揚げをたくさん作ってくれるようになりました!笑
子どもも同じで褒められたら「次もやってみよう」という気持ちになります。
その仕組みを利用して「トイレでできた」ときにたくさん褒めるんです。
「なんだそんなことか」
「いつもやってるよ」
「うちの子は褒めるに効果がないから困っている」
と思うかもしれません。
ただ、その”褒める”は子どもに届いていますか?
褒めるのは言葉に限らず本人が嬉しいと思える結果であれば言葉以外でも同様の効果が発揮されます。
✅拍手する
✅高い高いする
✅ハグする
✅好きなものを手に入れる
このような事をすると本人にとって嬉しいと思える結果につながるので一般的な褒めると同様の効果を得ることができます。
こんなシートを使って頑張った回数分シールやスタンプを貼ることで視覚的にも褒めを体感できます。
「10コ貯まったらお菓子買おうね」なんて約束をしてみるのもいいかもしれません^^
トイレでできるようになるまでのステップを考える
発達障害児のトイトレが難しい背景も理解したし、トイトレをスタートさせる条件も満たしている。
さらにトイトレを進めるための支援方法もわかった。
とはいえ、いきなり「トイレで用を足す」という行動を目指しても難しいと思うので、スモールステップを立ててトイレトレーニングを実施していきます。
例えばこのような段階を経て練習をしていきます。
- 声をかけられたときに手元の活動を止める
- 決まった時間にトイレに行く
- 便座に座る
最初は①だけできていたら褒める。安定してきたら①②ができたら褒める。さらに安定してきたら①②③までできたら褒める。
をひたすら繰り返していきます。
子どもの言語能力にもよりますが、もっと細分化していくと毎回トイレに行かずとも
「おしっこは平気?」のように声をかけられて応答するというステップが入ってもいいかもしれません。
ちなみに息子の場合(3歳当時)はしゃべれないので「トイレは?」と声をかけてもリアクションはありませんでした。
なのでトイレ行くことの見通しを立てて今やってる遊びを中断できたらまずそこで拍手喝采してトイレに連れていくを何度も繰り返していました。
トイレの1時間~2時間置きに定時促しをして、出なくても【トイレ=座る場所】を繰り返していました。
すると最初は本当にたまたまだと思いますが、トイレでおしっこをすることができたんです。そこをすかさず大拍手で超盛り上げました。
するとトイレに座ることとおしっこを出すと褒められる場所という認識につながっていきます。
今ではトイレで便座に座ると直前にオムツにおしっこを出していたとしても絞り出すようになっています。笑
パパとママで共通認識を持ってトイトレの関わり方ができるとよりスムーズに進んでいきます。
発達障害児のトイレトレーニングは、個々のニーズに合わせたサポートが必要な難しい課題です。
しかし、適切な方法やサポートを提供することで、子供たちは成功体験を積み重ねることができます。
保護者は子どもたちの個別の課題や進歩を理解して関わっていきましょう💡
発達障害児の身体能力を伸ばすために理解しておくこと

※この記事は一部PRを含みます
鉛筆や箸が上手に持てない
いい姿勢で授業を受けるのが難しい
両足ジャンプができない
発達障害のある子どもの保護者から上記のような運動面に関する困りを相談されることが多いです。
目に見えやすい「できなさ」に着目をしてスキル獲得に向けて練習をすることは一見、最短ルートを辿って上策のように思えるかもしれません。

しかし、「なんか上手くできない」の背景を正しく理解して深掘りをしていくと身体の発達がまだ発展途上の可能性があります。
今回の記事では身体発達の順序とそのサポートに必要な運動遊びについて紹介していきます。
外出が厳しい季節になってきましたが、室内で運動をしたいけどどうしたらいいかわからないということもあるかと思います。
そんな時はへやすぽがオススメです。
この記事5秒ハイライト
💡身体発達の順序が理解できる
💡身体発達を促すために重要なことがわかる
💡身体発達を促す運動遊びがわかる
- 【無視できない身体発達の規則性】
- 運動の発達段階
- 体の発達をサポートするために行うこと
- オススメ運動遊び
- 【鬼ごっこ】が子どもたちの発達に及ぼす影響
- ロープ上りの遊具が発達に及ぼす影響
- 運動ができないこどもへの関わり
【無視できない身体発達の規則性】
ここでは人間の体がそもそもどのような順番で発達し、成長していくのかを簡単に解説していきます。
一般的に身体には発達の規則性があります。
- 中心から末端
- 頭部から下部
- 両手から片手
- 粗大から微細
- 全体から部分
この字面だけ見てもイメージがつかない部分もあると思いますのでそれぞれ解説していきます。
中心から末端
体の中心部分(いわゆる体幹)が末端の手先足先よりも先に成熟していきます。
上半身の運動が指先の運動よりも先に発言するのがこの代表例です。
未就学のお子さんでいうと体幹がふにゃふにゃしている時に上手に箸を使いこなすのが難しいのは体の中心部分がまだ成長段階にいる可能性があるからです。
これは誰も難しそうということがイメージできますよね。
児童発達支援の現場では【ハサミ】【えんぴつ】【箸】の練習をしてほしいという希望をいただくことが多いです。
そのようなご依頼があるお子さんは体がふにゃふにゃしてることが多い傾向があります。
そういった場合はいきなり道具の操作を練習するのではなく、中心部分の発達を促すような運動遊びを取り入れてサポートしていったりします。
頭部から下部
眼球運動▶️上半身の運動▶️下半身
と運動の機能が順を追って発現していきます。
赤ちゃんをイメージしていただくとわかりやすいと思います。自立して座るよりも前にママパパを目で追うことができるようになったはずです。
その後に手を動かせるようになって足をバタバタとし始めたのではないでしょうか。
子どもとボール遊びをしていてもサッカーのようにキックするよりも握ったり投げる方が簡単なのは言うまでもないですよね。
おもちゃを握らずにハイハイがスタートしました!っていう人は99%いないはずです。
両手から片手
はじめは両手が連動していたのが利き手で操作できるようになっていきます。
両手でモノを食べたり、紙をちぎるなどの両手を使う活動をしていくと利き手の確立へと発達していくことを意味しています。
児童発達支援の現場でも両利きのお子さんは数名います。右手で作業していても、疲れたら突然左手に持ち替えて作業するということがあります。
発達が成熟していない頃は右手で塗り絵をしていたとしても左手も同じように動かしてしまうことがあります。この段階からたくさんてを動かす活動を通して左右別々の動きができるように発達していきます。
徐々に【右手は箸】【左手はお茶碗をおさえる】のように左右の手が役割分担できるようになっていきます。
粗大から微細
体全体の動きから細かい手先の動きになっていきます。赤ちゃんの手足のような大きな部分に見られる粗大で不器用な運動がしだいに細かい目的に合った動きに発達していくことを表します。
モノを上手に掴めなかった赤ちゃんが徐々に指の動きも細かく動かせるようになっていくことが代表的な例になります。
全体から部分
体全体を動かす遊びから一部を動かす遊びに変化していきます。
年齢を重ねるにつれてボールを追いかけるような遊びから手先を使ったレゴ遊びに進化していくようなイメージです。
まずは身体発達には順序があるということを理解してください。
運動の発達段階

身体全体を大きく動かして活動する項目と手先の細かく動かして活動する項目に注目してみてください。
各年齢ごとにどんなことができていたら良いのか目安がわかります。
ざっくりと解説をすると
0~4ヶ月
- 追視ができるようになる
- ガラガラを握る
- 手足を左右ほぼ同じように動かす
- 縦抱きで頭がぐらつかずに「首が座る」
- 支えて立たせると両足に少し体重をかける
- 両手を合わせた遊ぶ
4~6ヶ月
✅寝返りをする
✅支えなしで座る
✅手で持ってるもので何かを叩く
6ヶ月〜12ヶ月
- ハイハイする
- つかまり立ちをする
- つたい歩きをする
- 親指を使って掴む
1歳
- 上手に歩く
- 階段をのぼる
- 殴り書きをする
- 音楽に合わせて体を動かす
- 片手を支えられて階段を登る
- 積み木を重ねる
2歳
- 両足ジャンプをする
- ボールをキックする
- 絵本のページを1枚ずつめくる
- ボールを上手投げできる
3歳
- 三輪車をこぐ
- 5秒程度片足立ちできる
- 丸を描く
- 人物画を描く
4歳
- でんぐり返しをする
- 片足ケンケンする
- 正方形を書く
- 綱渡り歩きができる
5歳
- スキップをする
- ブランコに立って
- 紐を片結びする
これがすべてではないし個人差もありますが、年齢ごとにこのような成長が見られます。
前項の身体発達の規則性にあります「中心から末端」という発達の流れを踏まえているのもわかるかと思います。
体の発達をサポートするために行うこと
幼児期に身につけたい36の動作があります。

子どもの場合、運動の発達をさせるために筋トレのようなことをする必要はありません。
身体機能の向上は発達を待つか運動遊びをして成長を促すかの2択になります。
「じゃあどんな運動遊びをしたらいいのか」ということでいくつか紹介していきます。
オススメ運動遊び
基本的には全身運動がオススメです。
全身運動ってなんやねんとなると思いますが、全身の筋肉を使った活動なのでただひたすら動き回れる遊びになります。
屋外オススメあそび
- 鬼ごっこ
- ロープ登り
圧倒的にこの2強です!
【鬼ごっこ】が子どもたちの発達に及ぼす影響
鬼ごっこといえば、老若男女誰もが知ってるド定番の遊びですが、実は子どもたちの心身の成長に多様な効果をもたらす、まさに「発達のお宝遊び」です。
鬼ごっこのすごいところを紹介していきます。
1. 運動能力の向上
- 基本的な運動能力の習得
- 走る、跳ぶ、止まる、曲がるなど、様々な動作を経験することで、バランス感覚や敏捷性、協調性などが自然と身につきます。
- 特に、鬼から逃げるために全力で走ることで、持久力や心肺機能も向上します。
- 鬼に捕まらないように、障害物を避けたり、方向を変えたりといった瞬時の判断と行動が求められます。
- 様々な障害物を飛び越えたり、狭い隙間をすり抜けたりする動作は、バランス感覚や空間認識能力も高めてくれます。
基本的な運動能力の向上だけでも十分すごい効果なんですが、それ以外にも副産物が山ほどあります。
2. 思考力・判断力の育成
-
状況に合わせて戦略を立てたり、瞬時に判断を下したりする経験は、問題解決能力や臨機応変な対応力を養います。
-
相手の動きを予測したり、自分の行動を計画したりする思考力が促進されます。
-
ルールを守りながら遊ぶことで、論理的思考や協調性も育まれます。
-
集中力・忍耐力の向上
- 鬼に捕まらないように集中力を高め、最後まで諦めずに逃げ続けることで、忍耐力が養われます。
- 集中力や忍耐力は、学習やスポーツなど、様々な場面で役立つ重要な能力です。
3. 社会性の育成
- 協調性・コミュニケーション能力の向上
- チームで協力して逃げたりすることで、仲間との協調性やコミュニケーション能力が自然と育まれます。
- 仲間と協力して作戦を立てたり、声をかけ合いながら行動することで、チームワークの大切さを学ぶことができます。
- 社会性・ルールを守る
- 勝ち負けだけでなく、相手への思いやりやフェアプレー精神も養われます。
4. 情緒の発達
- 達成感・喜びの経験
- 鬼から逃げ切ったり、達成感や喜びを味わうことができます。
- 達成感や喜びを経験することで、自信や自己肯定感が高まります。
- 負けて悔しい時は、気持ちを切り替えて次こそは勝つという意欲につながります。
- 仲間と協力したり競争したりすることでコミュニケーション能力や自己肯定感も高まります。
5. 創造性・想像力の発達
- 様々な状況に対応する柔軟性
- 状況に応じて、様々な戦略を立てたり、行動を変えることで、柔軟性や適応力が養われます。
- 例えば、鬼が近づいてきたら、隠れたり、方向を変えたり、仲間と協力して逃げたりといった柔軟な対応が必要です。
- 想像力・発想力の向上
- 鬼に捕まらないように、様々なアイデアを考えたり、想像力を働かせることで、創造性や発想力が養われます。
- 例えば、鬼の動きを予測したり、隠れる場所を探したり、仲間と協力して作戦を立てたりといった想像力が必要です。
鬼ごっこのルールも多様にあるので子どもが飽きてきた頃合いを見計らってルールを展開していくと長い時間遊べます。
そしてさらにコストがかからないですよね!
走れる場所さえあれば体一つで準備物は完結します。
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鬼ごっこは、子どもたちの心身の成長に多様な効果をもたらす、まさに「発達のお宝遊び」です。安全に配慮しながら、積極的に遊びに取り入れて子どもたちと一緒に、鬼ごっこを楽しんでください^^
ロープ上りの遊具が発達に及ぼす影響
屋外のオススメあそび2つめはロープ上りです。
ロープ上りの遊具は、子どもたちの心身の成長に様々な影響を与えます。ロープ上りのすごさを5つの観点から詳しく解説します!

1. 運動能力の向上
- 基本的な運動能力の習得
- 登る、掴む、ぶら下がるなど、様々な動作を経験することで、バランス感覚や協調性、筋力などが自然と身につきます。
- 特に、ロープを握って体を支えながら登ることで、手指の筋力や握力が強化されます。
- 上手く登るためには、体の使い方を意識し、バランスを取る必要があります。
- 重力に抗いながら姿勢を保つことは前庭感覚を刺激します。
2. 感覚の発達
- 触覚・ 固有受容感覚
- ロープの感触や体の動きを感じることで、触覚や固有覚が発達します。
- これらの感覚は、体のバランスを保ったり、空間を認識したりするのに重要です。
- 前庭覚
- 高い場所で揺れたり、ぶら下がったりすることで、前庭覚が発達します。
- 前庭覚は、平衡感覚や空間認知能力に重要な役割を果たします。
両手両足を均等に身体を使うので体のバランスも整うし、全身運動でありながら腕をたくさん使うので手先の器用さにもつながります。

室内オススメあそび
- 風船をつなげてドライヤー
- バランスドーム
室内ではこれが2強です。
風船を繋げてドライヤーの風でくるくるするやつ
一度はTikTokとかのショート動画で見たことあるのではないでしょうか。
こんなやつ👇
風船を繋げてドライヤーの風でくるくる回すおもちゃは、子供も大人も楽しめる簡単な工作です。これは工作ではなく、家の中でできる全身運動としてオススメです。
まずは作り方を簡単に紹介します。
材料
- 風船:6インチサイズの風船がおすすめ
- テープ:両面テープやセロテープなど
- ドライヤー:冷風モードで使用
作り方
風船を同じ大きさに膨らませます。
風船をテープで繋ぎます輪っか状にする場合は、風船の中心と中心が繋がるように丁寧に貼り付けます。
遊び方
- ドライヤーを冷風モードに設定します。
- 風船の輪っかや列の下からドライヤーの風を当てます。
- 風船が浮き上がったら、ドライヤーの風を調整しながら、くるくる回るようにします。
- 風船トンネルの中を通り抜ける!
🚩ポイント
- 風船を同じ大きさに膨らませると綺麗にくるくる回ります
- テープは重くならないようにできるだけ小さめ
- 風船が破れないようにドライヤーを近づけすぎないように注意
身体機能向上以外の副産物
- 風船をつなげるときに色や数の勉強もできる
- 運動遊びが怖かったとしても視覚刺激になる
特性についてこちらの記事で少し触れています。
風船にぶつからないように体を縮めたり、慎重に跨いだり
自分なりにタイミングを見計らって突っ込むという動作が

家の中でできる安全で楽しく盛り上がれる全身運動の決定版です。
バランスドーム
一般的に児童発達支援事業所や放課後等デイサービスにバランスボールはあるかと思います。
今回紹介するのは【バランスドーム】です。
こんなやつ。

バランスドームは、不安定な表面で遊ぶ遊具です。そのため、子どもたちはバランスをとるために体幹やインナーマッスルを自然と鍛えることができます。
1. 運動能力の発達
これらの筋肉が鍛えられることで、以下のような運動能力が向上します。
- 協調性:体の動きをスムーズに連動させる能力
- 敏捷性:素早く方向転換したり、動きを変えたりする能力
- 平衡感覚:バランスを崩さずに体を支える能力
身体発達の順序のパートで紹介した【中心から末端】の中心部分にアプローチをするようなイメージです。
2. その他
バランスドームは、以下のような効果も期待できます。
- ストレス解消:不安定な表面で遊ぶことで、緊張やストレスが解放される
- コミュニケーション:他者と一緒に遊ぶことで、コミュニケーション能力が向上する
息子も以前はバランスボールに乗っかって手をつないでジャンプしたりゴロゴロとしていましたが、
病気の関係で息子は足が不自由で一人で歩けなくなってしまったので安全性の高く息子の好きな前庭感覚を刺激できるグッズを探してこちらにたどり着きました。
バランスボールが好きだけど、安全面から一人で使わせることを躊躇している方はとってもオススメです!
レビューはこちらから
運動ができないこどもへの関わり
ここまで身体発達の順序や身体発達を促すのに家庭で取り入れやすいオススメの全身運動の紹介をしてきました。
とはいえ、
運動遊びを取れるときに、すべての子どもに対して同じように働きかけたり、同じように 期待したりすることは、非常に難しいです。
それはこどもひとりひとりの現在地が異なるからです。
さらに男女差でも成長の特徴があります。
例えば男子は、走・投・跳のような筋力を伴うものに優れていて、得意としますが、バランス能力やスキップなどの神経支配能力は、女子の方が早く発達する傾向があると言われています。運動能力・運動技能の獲得には、運動経験の差による違いが関係するわけですね。
このように発育発達の進み方は、性差、年齢差、個人差が見られるため、運動指導は、すべての子どもに同じように働きかけたり、同じように期待したりすることは非常に困難と言えます。
障害特性において発達のゆっくりさなどもあります。
そんな状況で運動遊びをすることが目的になってしまわないように子どもに合ったレベルで運動遊びを取り入れて「楽しかった」で終われるようにことが大事です。
今回は身体発達の順序と屋内外でできるおすすめの運動遊びについて紹介してきました。
ただ、これらを保護者がやるのは正直大変です。
そこでへやすぽを利用してみてはいかがでしょうか。
へやすぽは無料で体験を受けられます。
夏休みの機会を利用して体験してみましょう💪









