知的障害児におすすめのアプリランキング

この記事にとんできているということはiPad(タブレット)を子どもに与えたいけど、日常生活に支障が出ないか心配されている方が多いということでしょう。
近年、iPadは特別支援教育における注目度の高いツールとして脚光を浴びています。しかし、導入にはメリットだけでなくデメリットも存在し、適切な使用には注意が必要です。
ここでは、特別支援学校教諭として、iPad導入のメリット・デメリットと使用上の注意について詳しく解説します。
「iPad(タブレットやスマホ)を子どもに渡したら切り替えができなくなりそう」
「遊びに夢中になってしまい勉強どころではなさそう」
「そもそも障害児に使いこなせなそう」
さまざまな困難さを抱えている障害児の育児にiPadを導入するのは勇気がいりますよね。
実際は障害児ほどiPadを使った学習を取り入れるべきだと思っています。
なぜなら子どもの興味関心を最大限活かした学習をすることができるからです。
興味関心は子どもたちを救うと思っています。
息子はiPadを生活の中に取り入れたことで
- 言語でのコミュニケーションが増えた
- 諦めずに最後までやり切れるようになった
- 切り替えの機会が増えて確実にできるようになった
私は児童発達支援事業所と放課後等デイサービスで働いて10年が経ちました。これまで500人以上のこどもたちと関わり、さまざまな支援を届けてきました。
さらに息子は最重度知的障害・自閉スペクトラム症・身体障害(自立歩行困難)があります。
そんな息子は2024年4月から特別支援学校に就学しました。
支援者でありながら障害のある子どもの保護者としての観点で発達に関連する情報を提供しております。
この記事5秒ハイライト
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障害児にiPadを導入するのにおすすめな理由(メリット)
そもそもiPadを障害児に与える時にどんなメリットがあるのか知らないと与えたいと思えないですよね。まず最初にiPad導入にあたってメリットを確認していきましょう。
高い汎用性と豊富なアプリ
iPadは、インターネットやアプリを通じて様々な情報や機能にアクセスできます。教育、コミュニケーション、レクリエーションなど、障害児のニーズに合わせた様々なアプリが数多く開発されており、個々の状況に合わせて最適な支援を行うことができます。
個別性に合わせた支援
iPadは、豊富なアプリや機能を個々のニーズに合わせて組み合わせることで、一人ひとりに最適な支援を提供することができます。
例えば、
- 学習支援: 音声読み上げや視覚支援機能など、学習障害や視覚障害のある児童に効果的な学習アプリが多数存在します。
- 感覚刺激: 振動や音声による感覚刺激アプリは、感覚過敏や感覚鈍麻のある児童の感覚を調整するのに役立ちます。
iPadを取り入れる上で好きなように学びをカスタマイズできるというだけでも相当なメリットです。
直感的な操作性と多様な入力方法
iPadは、タッチパネルや音声入力など、直感的な操作性で、障害児でも使いやすいのが特徴です。また、スイッチや外部機器と連携させることで、より幅広い操作方法に対応することができます。
現時点で息子はタップやスワイプがメインですが、電子機器に興味を持っていることを活かしてフリック入力をしたりキーボードで入力できる日が来ることを夢見てiPadを与えています。
視覚や聴覚を活用した分かりやすい学習
iPadは、動画や画像、音声などを活用した教材を作成・提示することができ、視覚や聴覚に障がいのある児童にとっても分かりやすく学習することができます。
特別支援学校小学部1年の息子が本格的な学習ツールとしてiPadを運用をするのはまだまだ先のことですが、導入としてiPadの使い方を認識できているのは大きなアドバンテージだと考えています。
モチベーションを高めるエンターテイメント性
ゲームや動画視聴など、iPadはエンターテイメント性も豊かです。楽しみながら学習に取り組むことができ、子どものモチベーションを高める効果が期待できます。
実際に息子専用のiPadにインストールしているアプリは次の章で紹介します👀
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持ち運びやすさとコンパクトさ
軽量で持ち運びやすいiPadは、教室内外問わず様々な場面で利用することができます。外出先や自宅など、場所を選ばずに個別支援を行うことが可能になります。
息子にとってiPadは命の次に大切なんじゃないかというくらい宝物です。
そんな大切なiPadを守るのにおすすめなケースも一応紹介。
こちらのケースは小学校の個別支援学級でよく見るiPadケースです。
iPad(タブレット)導入のデメリット
メリットばかり語られても導入に踏み込めない気持ちは非常にわかります。
むしろデメリット側をどれだけ解消していくかどうかが鍵になりますよね。導入するのに当たってデメリットもしっかりと理解しておきましょう。
費用
iPad本体やアプリの費用は、導入コストとして考慮する必要があります。また、インターネット環境やアクセサリなどの追加費用も発生する可能性があります。
実は息子には2つのiPad miniを与えていて用途によって使い分けています。
型落ちのiPad mini(第2世代と第4世代)を与えています。
iPad mini第2世代
第2世代でゴリゴリ使っていくのは正直スペック的に厳しいのでiPad mini第2世代の用途はカメラロール閲覧とネット不要のアプリの使用です。
幼児向けのアプリであればオフラインでも使えるものが多く十分です。アプリによってはバージョン対象外のものもありますので、iPad mini第2世代を購入する場合は注意が必要です。
iPad mini第4世代
第4世代はそこそこ現役で活躍しています。Apple Pencil非対応ですが、幼児にはこれで十分です。
iPad mini第4世代の用途は第2世代でやっていること+インターネットを使って通信しながら遊べるアプリやYouTubekidsで動画視聴をしています。
誤操作や不適切な利用
児童によっては、誤操作や不適切な利用のリスクがあります。画面ロックやアプリ制限などの対策が必要となります。
ネットにつながっているとアプリで遊んでいて出てきた広告をタップしてしまいます。
現時点ではひらがな入力ができなかったり、息子の使用範囲内で危険な使い方につながるリスクはかなり低いと考えられるのでiPad miniはロックかけていません。
年齢が高まってきて、さまざまな事への興味が高まったときに再度検討をしていく必要があります。
長時間使用による健康への影響
長時間画面を見続けることによる、視力低下や姿勢不良などの健康への影響が懸念されます。適切な使用時間の設定や休憩時間の確保が重要です。
比較的息子は姿勢がいい部類に入りますが、下を向いて画面を見ているような場面を目撃したら移動させり、iPadを台に乗せたりする工夫はこちらで介入してしまいます。
2歳のころからiPadを使っていたり、入院生活が長く長期間の服薬もしている関係でもしかしたら視力はもうすでによくない可能性があります💨(個人的にめちゃくちゃ気になる)
ちゃんと視力検査できるのかな。。。笑
iPad使用上の注意
メリットデメリットを踏まえてiPadを使用するうえで注意点がありますので家族で話し合っておく必要があります。
使用時間の設定と休憩
長時間画面を見続けることによる健康への影響を考慮し、適切な使用時間と休憩時間を設定する必要があります。ブルーライトカット機能や姿勢矯正グッズなども活用しましょう。
大人側としては「少し目を休ませた方がいいのではないか」と思って中断するように声をかけても活動を切り替えるのが難しいお子さんはいます。
それが癇癪につながることもあります。癇癪になった時の対応はこちらの記事で解説しています。
息子は昔から10秒ルールを導入していたので切り替えの部分ではあまり苦労していません。
子ども側の視点に立った時に「キリのいいところ」というものは確実にあるので、できるだけどこまでやりたいんだろうなというところを読み取ってから声を中断の声をかけるようにしています。
誤操作や不適切な利用の防止
パスワード設定やアプリ制限などの対策を行い、児童が誤操作や不適切な利用をしないように注意する必要があります。フィルタリングソフトの導入も有効です。
大人の管理下で使用するか、子どもが自由に使用できるようにするかは家庭内のルールによって異なります。
我が家ではiPadにロックをかけずに自由に使えるようにしています。
一日中iPadをし続けるのも大人としては気になるところだと思うのでiPad以外にも息子の特性に合わせて好きなおもちゃを広げていつでも使えるようにしています。
おすすめアプリランキング
2歳からiPadを使いこなし、現在特別支援学校小学部1年の息子専用のiPadにインストールしているアプリをランキング形式で紹介させていただきます。
あくまで「子どもがやりたいと思えるもの」かつ、「学習に繋がるアプリ」として紹介していきます。
有名なネズミタイマーなどの大人が使いたいものとは観点が別物です。
5位 ぼくもできる自動販売機

自販機に硬貨を入れまくってジュースをひたすら買うだけのアプリです。
子どもからしたら非日常的な感覚を味わえるようで、富豪のような大人買いをしています。笑
学べること
お金の計算、「○○買ってください」「ポイしてください」といった簡単な指示受容、リラクゼーション(落ち着けるためのツールのひとつ)
意識する関わり方
肯定的な声かけ、状況を説明するような声かけ「いっぱい買えたね」「バーッてゴミ箱に入ったね」
カンストするまでジュースを買い漁ったらゴミ箱に捨てるんですが、これが結構面白くて吸い込まれるようにゴミ箱に入っていく様子をみて毎度興奮している息子です。笑

息子はこれで「ポイして」の意味がわかるようになりました!👏✨
4位 Thomasと仲間たち:不思議な線路

アプリ自体はそこまで難しいことはなく右側のアクセルレバーを操作してコースを進んでいきます。
適当に行ってもいずれゴールにたどり着けるのでとても安心です。
学べること
形や色のマッチング、状況把握能力
意識する関わり方
求められているミッションをクリアするためのヒントを出す
アプリで学びを深めるときに私はあまりヒントを出したくなく、子どもが自分で方略の発見をすることを待つスタンスを取ります。
しかしこのアプリは英語でミッションを言われるのと、正解しないと次に進めないので行き詰ってそうであれば息子の手を背後から操作して一緒にミッションクリアをします。
コースを進んでいくとさまざまなミッションに遭遇します。

例えばこのようにキャラクターをマッチングさせたり

ハンドルを操作して線路の位置を合わせ、トーマスの仲間たちを助けたりします。
他にも線路から豚をどかしたり、泥だらけになったトーマスを洗車したり
といろんなミッションがあるので子ども目線では飽きが来にくいのでおすすめです!
3位 3歳からのひらがな練習用知育アプリでもじあそび

ひらがなに関連するゲームが数種類あります。
学べること
正しいひらがなを選択する、ひらがなのなぞりなど、同じひらがなを探す
意識する関わり方
特に息子がお気に入りなのは
①ひらがななぞり

シンプルなひらがななぞりですが、
息子からしたら文字を書いているというよりかは連続して風船を潰している感覚に近いのかもしれません。笑
②しりとり

いくつかの単語があって正解を選ぶと【ぐーびー】という謎キャラがにっこりと◎をくれます。
こちらについても息子からしたらまだ、文字がつながっている法則の理解はできていなくて、ジェットコースターを進んでいる躍動感に興奮しています。笑
いずれ正解の法則がしりとりであると気づけるといいなと思い、無理に教えたりせずに気長に待ってみようと思っています😊
③ひらがな探し

「【い】を探してね」というようなミッションを言われて同じ文字だけを探すゲームですが、息子はこちらもミッションの意味はわかっておらず、ひたすら風船を連打してぐーびーを突き落として楽しんでいます😅

このぐーびーというキャラクターがなかなか良い味を出していて、落下するときに悲鳴をあげるんですが、
息子のお気に入りの周波数らしく、何度も突き落として楽しんでいます。笑
こちらも特に正解を教えるつもりはなく、最初はたまたまでもいいので成功する法則を自分で見つけ出せるといいなと思っています😊
2位 ピタゴラン


学べること
プログラミング思考、いろいろ工夫してみるチャレンジ精神
意識する関わり方
「上手にできたね」「たくさん考えてできているね」とできていることをひたすら褒める
最近の息子はこのように同じようなパーツを並べていろんな角度から眺めています👀

このアプリのいいところはたまに失敗するんです。笑
だからこそ、次はどうしたらできるかな??と子どもながらにたくさん考えて工夫しながら実践できるので大人がとやかく言わずに見守っています😊
1位 ツクレール

どこでもプラレールができます。
本当に線路のつなげ方は自由です。
息子はこのように突き落として遊んでいます。笑
もちろん普通に線路をつなげて遊びもします…!
学べること
プログラミング思考、達成感、チャレンジする力
意識する関わり方
基本的に肯定的な関わりをします。
仮にこの画像のように突き落とすようなコースを作っていたとしても「よく考えてやったね」「高いところで線路なくなると落ちちゃうね」のように関わりをして決して否定をしないように心がけています。
✅まとめ
iPadは、特別支援教育において大きな可能性を秘めたツールです。
メリットとデメリットを理解し、使用上の注意点を踏まえることで、効果的な支援に役立てることができます。
息子の場合はiPadを導入してから言語も増えました。
iPadを取り入れることは子どもの学びを加速させます。
ぜひiPadの導入を検討してみてはいかがでしょうか😊




