
「特別支援学校に行くと就職ができない」
「一般級に行けなかったら人生終わり」
「健常児と関わる機会が皆無になる」
特別支援を受ける可能性があると考えた時にこのように思う方も少なくありません。
実際私自身も特別支援学校へ見学に行く前までは恥ずかしながら同じような感情を抱いていました。
見学、入学してから改めて感じたのは特別支援学校は個性のある子どもたちにとって最高な環境と言えます。
なぜなら子どもが自分らしく生きていくために必要な関わりをしてくれるからです。
この記事では実際に息子を通わせてみて、特別支援学校が最高だと思える理由をランキング形式で紹介していきます。
この記事5秒ハイライト
特別支援学校への進学を視野に入れている保護者が最後の一歩を踏み出せるようになる
過去にこのような記事を執筆したので合わせてこちらもご覧いただけましたら幸いです。
そもそも特別支援学校とは
特別支援学校は、障害のある子どもたちが、幼稚園、小学校、中学校または高等学校に準ずる教育を受けるとともに、障害による学習上または生活上の困難を克服し、自立を図るために必要な知識技能を授けることを目的とした学校です。
結論からいうとみんなそれぞれ違う個性を持っていて、その個性に合わせて、一人ひとりにぴったりの教育を受けられる場所です。
例えば、
- 勉強が少し難しいと感じる子
- 友達と話すのが苦手な子
- 車いすを使っている子
- 耳が聞こえない(にくい)子
など、それぞれの課題は異なります。
息子の場合は自力で歩けない(身体障害者手帳1級)ので車椅子を使っていて、知的障害(愛の手帳A1)も発達障害もあります。
そしてお話しも上手くできません。
食事、着替え、排泄など日常生活において大人のサポートが必要な場面が多数あります。
なぜ特別支援学校を選択したのか
私たち保護者の意思で特別支援学校へ必ず就学できるものではありません。私の居住地では特別な支援を受ける可能性がある児童は特別支援総合教育センターで就学相談を経て就学先が決まります。
もちろん就学相談の結果、特別支援学校への入学が決まったわけですが、息子の障害が明確になった4歳ごろは地域の個別支援学級に就学するつもりでいました。
職業柄小学校の特別支援学級に何度も訪問しており、教育現場の実態を概ね把握しています。
公立小学校の特別支援学級は少人数で支援を行っているものの、子どもたちにとって刺激が少ないかと言われたらそうでもありません。(むしろお互いに共鳴し合っています)
一番の懸念は障害よりも持病である急性リンパ性白血病です。
息子は骨髄移植をしているので免疫が無く、一般的な風邪を引いた場合でも重篤化してしまいます。
さらに骨粗鬆症の一歩手前の段階なので、衝突して転倒した場合の怪我のリスクが非常に高いです。
息子はマイペースなタイプですが、特別支援学級にいる児童は行動が先行するタイプが多い傾向です。息子が意図せず接触して転倒するリスクがあります。
息子の心身の安全を確保するためには教員の数が多い特別支援学校が最適だと判断しました。
特別支援学校が最高だと思う理由
息子の心身の安全を確保するために特別支援学校が最適だと紹介しましたが、
実際に入学してから体感できた特別支援学校が最高だと思う理由をランキング形式で紹介していきます。
6位 療育センター時代の友だちも一緒に進学できる
民間の児童発達支援事業所とは異なり、療育センターは母子同伴で利用する頻度が高く
母親同士のつながりがあります。
特別支援学校に進学する同じ療育センター出身の同級生がいることも非常に大きいです。
個人的な考えになりますが、早期療育の良い点は子どもとその家族が孤立しないこと。
保護者同士の仲間と繋がることは子どもと同様に重要だと思っています。
5位 遅刻や欠席への理解がある
特別支援学校には修羅場を掻い潜ってきた仲間がたくさんいます。
医療的ケアを必要とするお子さんも少なくありません。
そのため、通常の学校よりも気持ちや体調が不安定になりがちです。
息子の場合、
- 呼吸器の装着が甘くて寝不足だから遅刻をする
- 薬の影響で調子が安定しないから欠席する
などの事象が日常的に発生します。
通常の学校ではそのような理由で連絡をすると「またか」「甘え」のような印象を持たれる可能性がありますが、特別支援学校では子どもと保護者の体調を優先して考えてくれます。
4位 高等部のお子さんまでいる
息子の通っている特別支援学校限定の話になるかもしれませんが、高等部まであります。
通常の学校では体験できない高等部のお兄さんお姉さんと触れ合う機会があります。
就職に力を入れている特別支援学校なのでコミュニケーションの取れるお子さんが多いです。それの何がいいのかというと運動会で高等部のお兄さんお姉さんが小学部の子どもたちとペアを組んで競技をやってくれるんです。
練習が数回あり、息子の事を非常に可愛がってくれたようで運動会当日も先生に促されて私たち夫婦に挨拶をしてくれました。
3位 地域の小学校と交流できる
これも息子の通っている特別支援学校に限った話になるかもしれませんが、
インクルーシブ教育推進校ということで近隣の公立小学校と月一くらいで交流をしています。
こちらは交流級と同じようなイメージをしていただけるとわかりやすいかもしれません。

地域の小学1年生は息子のことを恐らく大きい赤ちゃんだと思っているのか、ほっぺをムニムニしながら「かわいいー」と言ってくれているようです。笑
地域の個別支援学級に進学したときに得られるメリットも息子の通っている特別支援学校は得られているんです。
2位 大人の人数が多い
うちの地域において個別支援学級では児童8人に対して教員1人です。
職業柄公立の個別支援学級に何度も訪問をしていますが、児童8人に対して多くて大人3名です(ボランティアさん含)
一方で息子の通っている特別支援学校のクラスは5人が在籍していますが、教員は4人います。
ほぼマンツーマンで対応をしてくださるので安心です。
大人の人数が多ければいいかと言われたらそうではありませんが、特別支援教諭は専門的に学んでいるということも安心につながります。


1位 得意や楽しいをフル活用してくれる
楽しいって正義だと思うんですよね。
さらに得意をフル活用してくれるというのは私のX(@sukeryoiku)でも発信している大切にしている点でもあります。
子どもが楽しく学べるための方法を一緒に考えてくれて、入学前の事前面談で得意なことを音楽やiPadの操作であることを学校長に伝えていました。
本格的に授業が始まってからは
朝の会で歌うときに息子が手拍子を始めたらみんなで乗ってくれたり
アプリでひらがなの練習をしてくれたり
と息子の好きや得意を活かして授業をしてくれます。
最近学校でやってるお気に入りの勉強系アプリ
2歳の頃からiPadを使わせていて、こんなアプリを使って遊んでいます。
勉強ではないですが、プログラミング思考が身につくのでオススメです。
ICT教育ばりのiPadを活用していただいているおかげもあって息子は今まで一度も行き渋りをせずに元気に楽しみながら登校できています。
唯一の懸念点
ランキングのところでも紹介したように基本的に特別支援学校の環境には満足しています。
むしろらぶ。
でもひとつだけ。
それは給食。
息子は偏食があります。
白飯が食べれません。
正しくは白飯のままだと食べられません。
塩昆布を乗せてくれるだけでいいんです。
でも学校側に何度お願いをしても「それはできません」の一点張り。
現場の先生としても要求を叶えたい気持ちはあるらしいのですが、
どうも学校のルールとして難しいみたいです。
偏食で困っている保護者の皆さまは一度これを見てほしい。
— すけぽん🚀| 息子が自分らしく楽しく生きていく場所を創る (@sukeryoiku) April 5, 2024
我が家でもまずは楽しく食べることにフルコミットしてます。
親の勝手な思いを全面的に出すのではなく、子どもの気持ちを考えて進められると◎https://t.co/BBIQm2r32h
引用:神奈川県立こども医療センター偏食外来 pic.twitter.com/F9xjJ0Hca7
偏食対応の基本は楽しく食事をするところからなんだけど、
向き合ってただ口元に運んでいるだけみたい。
息子は食べないスイッチ入ったら頑固だから40分くらい格闘してるんだって。笑
「いずれ食べられるようになります」「みんなそうでした」
って。
いやいや
拒否する行動を弱化して食べるようになるの待ちみたいな印象なんだけど
息子は今後も絶対食べないよ?
どうするんだろう。。。
白米を出して食べれないのと
塩昆布乗っけて栄養摂取できるのはどっちがいいのだろうか。
教育委員会とか特総センターに掛け合わなければならないレベルなようで
今密かに作戦を考えています。
特別支援学校ですら学校現場を変えるのはハードモードなので公立の通常学級に合理的配慮を導入するのはさぞかし難しいと思いました。




